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空が白む頃

毎日コラム生活64日目。こんにちは!The.Itackworks棚林です。


読者の皆さんは一日の中で好きな時間帯ってあるだろうか。急に言われてもという感じかもだが、私は明け方の夜から朝に変わっていく時間帯が好きだ。

特に、“夜更かしした後の明け方の空気”がすきなのである。
僕らの一日はおわっていくのに一日が始まっていくという何とも言えない感じが良いというのも一つだが、単純にこれまでの僕の人生でその時間帯に過ごしていた思い出が美化されていて印象的だからかもしれない。

そもそも、なかなかその時間帯まで起きていた事が人生の中でも比較的少なくて印象に残りやすいからかもしれないが、明け方の記憶はなかなか脳から離れないもので、忘れっぽい僕でも「あの時あんなことをして朝まで過ごしたな」みたいなのが他の記憶よりも鮮明に残っている。

加えて、空が白む頃まで何かをしていた時は、(徹夜でテスト勉強したりした苦い辛い記憶ももちろんあるが、)朝まで友人と飲んでいたり、朝まで友人宅でゲームしたり、次の日のスタジオ練のために朝まで耳コピしていたりと、自分の好きなことや楽しいことをしていた思い出が多いという事だ。そして、そのどれもが誰かと一緒に過ごしていた(人とのつながりを感じる)記憶なのだ。

そんな感じで、明け方は僕にとって思い出深い時間帯なのだが、その中でも一番印象に残っている記憶は、大学卒業直前のある日の明け方だ。

確かその日は友人に誘われて朝までボーリングをした帰り道だったと思う。
午前4~5時ごろ終えて店から出ると、空が朝焼けで真っ赤になっていた。
もうすぐ去る岐阜の山の色がだんだんと赤から白へ変わっていく様を、車の中で「エモいっすね」とか言いながら見ていたわけだが、景色も確かにきれいだったがそんな景色を気を許す仲間と見れるのが僕にとってはこの上ないことだし、それがその景色を記憶にこびりつかせている理由なのだと思う。直接は言わないが。

車内で皆でAzamiを聞いて「エモいっすね」と言った。



就職してそんな「それが白む頃」まで人と飲んだりする機会も少なくなったが、最近またこのコロナ渦のおかげでzoom飲みなんかをするようになって朝まで友人と話すことが増えた。正直朝までオールは今や若干体力的にはキツいのだが、そんな友人らとの関係も今後も大切にしてたまにはしていきたいなあと思うのでした。



以上です。寝起き一発目の文章だからかなんかいつもと違ってポエムな感じになってしまた。キツッ…


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