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iZotope Neutron3を使ってみた(ど備忘録)

毎日コラム生活72日目。こんにちは!The.Itackworks棚林です。

お盆休みも終盤、皆さんどのようにお過ごしだろうか。
僕は久しぶりの休みだったので今日は曲作りに時間を費やしてみた。
今日は実験的にだが、作った簡単なデモに先週購入したiZotopeのNeutron3を使ってみた。今日は備忘録もかねて、それについて書く。


Neutron3について


割と有名なプラグインかと思うので簡単に説明するが、Neutron は、AIがトラック解析を自動で行いミキシングをしてくれるiZotopeのプラグインだ。最近MIXで悩むことが多く、作曲よりMIXに時間をかけるのがもったいないと思うようになってきたので作曲・DTM超初心者ながらNeutronに興味がとてもあったのだが、Advancedだと¥15,000とかするので今まで手が出せなかった。しかし、最近Neutron3 Advancedを含むiZotope製品がセットになったバンドル(クロスグレード版)がセールで73%Offと超めちゃめちゃ安くなっていたのでこれは買いだ!っという感じで買ってしまった。後悔はしてないし、後悔しないように使っていこうと思う。

バンドルに含まれるマスタリング用のプラグインのOzoneは以前無料配布をしていた時にElementを手に入れて機能の一部だが毎回使っているが、Neutronは初だったので色々調べながらのテストになった。書く内容も正しいとは限らない。悪しからず。

Neutronは一つ一つのトラックごとに刺して全体に対してそのトラックが抜けるようにする(?)「Track Assistant」という機能と、トラックごとのボリュームなどを自動で調節してMixしてくれる「Mix Assistant」という機能があるが、今回はMix Assistant刺すところまでしかしてないので今日の内容はMix Assistantについての話に限る。



ここからはかなり備忘録だ。

正直初めてだしめっちゃ基本的だし的外れなこと言ってるかもしれない。おかしなこと言っていたら是非是非ご指摘ください!

まず初めにMix Assistantの手順について書きます。とはいってもググればいくらでも出てくるしYoutubeの解説の方がはるかに分かりやすいので自分が見返したときのために簡単に書きます。
※基本的に下記のYoutubeの解説に沿ってやっている。詳しく知りたいならそっちの動画をチェックしてください。


【手順】
① ボリュームバランスを整えたいトラック全てにRelayを適用する。

・Masterには刺さない。
・Relayプラグイン画面上部の名前をトラックが分かるように変えておくと後から調整するときにわかりやすい。
・Relayを一つのトラックに2つかけたりしない。
(・各トラックエフェクトの最前段にRelayを持ってくる。)
(・各トラックのフェーダーやPANはなるべく初期状態にしておく。)
※()付けたやつは今回はしてない。

② マスタートラックにNeutron3を適用。

③ Neutron3プラグイン画面から「Mix Assistant」選択。

④ 「BALANCE」を選択。

⑤ 「Select a focus for your mix」画面で、目立たせたいトラック(ボーカル,メインメロ,リードフレーズなど)を必ず1つ以上選択。

⑥ 「Play your song from the bigining」画面の状態で最初から最後まで曲を再生する。

⑦ ボリューム調整された音を確認。各トラックが正しく分類されているか確認。違ったら修正。

⑧ カテゴリーごとのフェーダーでバランスを整える。

⑨ 完成

という感じでやった。
とりあえずこの手順でやって、特になにもいじらず出てきたものがこれだ。
とりあえずのデモなので、ギターど下手くそなのは許してほしいです。




ドラムとかベースははこれまでのMIX試行錯誤で調整した音そのまま使っているのである程度バランスは良いと思っていたが、今回はベースがちと主張しすぎかなと思っていた。なのでAI君がいい感じに仕上げてくれることを期待して突っ込んだ。

結果、まあまあのMIXとなったかなとおもう。たしかにForcusのトラックが前に出てて、トラックのごとのバランスもよくなって曲としては聞きやすい音になった印象(?)
ただ思ったよりForcusで選択した音が目立ちすぎている(これは自動調整後の手作業の調整でいじれる)という点、バッキングが全然聞こえなくなった点、ドラムの刺さるような強烈さがなくなって角が取れたような感じがする点が気になった。あと、思いがけず最初に突っ込んだ雨の音がめちゃ目立っててびっくりしてしまった。
結局、そこが納得いかなくて最終的には今回のMIXはNeutron使わずに元の音源から自分でベース調整して終わりにした。



でもとりあえずNeutronを刺すだけで人間の聞き取りやすい音源に調整されるという事がよく分かった。

今回はもともと自分でいろいろ試行錯誤してプリセット的に使っている音の上からかけて試してみたから「超すげー!」という感想には至らなかったが、冷静に考えて「曲作った!とりあえずNeutronかけとくか~」だけで、とりあえず人間が聞きやすいMIXに自動的にされるのってめちゃめちゃ良いなと思った。

ぼくバカでうっかりなのでたまにとんでもない変な音とか作ってしまう事とかあるが、今後これがあればとりあえずそんなときでも「聞ける」MIXにしてくれるなんて、なんと素晴らしいんだろうと思った。

あと、これまで作ったデモはwavなどへの書き出しの時に高頻度で「クリップしました。ファイルを削除しますか?」と出ていたのが、出なくなったのが少し感動した。これが一般的な音源の音量で、今までの俺の音源はデカかったんだなと。

今回、これ単体で完全に納得のいくMIXするのは難しいし慣れが必要とは思ったが、これである程度作ってもらったうえで自分でMIXしていけばかなり楽になるのではと思った。
あと、まだ全然使いこなせてないし、こんかいの使い方ももっと良いやり方があるかもしれないのでちゃんと使いこなせるようになればもっとうまくできるのかなと思う。精進しやす。

Neutronは「Track Assistant」もとても良くて、AIがどういう風にエフェクトかけるかが超勉強になるみたいな話を風のうわさで聞いたので、おいおい使って勉強していきたいなあと思う。

という感じで、はじめてiZotopeのNeutronをつかった感想と備忘録でした。
以上です。

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