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透明人間

どうも、鮭とば / 𝑆‌𝐾‌𝑇‌𝐵です。研究やプライベートの関係で今日は短め。

どの透明人間だよ、って話ですよね。東京事変の透明人間です。
大人(アダルト)の中でも特にキャッチーな曲でお気に入り…だったのですが、最近しっかり歌詞を追ったらもっと好きになったのでそれについて書きます。なのでサムネも透明に因んで透過背景だったり。

僕は透明人間さ 
きっと透けてしまう 同じひとには判る
噂が走る通りは 息を吸い込め 
止めた儘で渡ってゆける
秘密も愉しいけれど 直ぐ野晒しになるよ
それを笑わないで
好きなひとやものなら 有り過ぎる程有るんだ 
鮮やかな色々

猫みたいな詞だな、と最初は感じました。情報に囚われず、軽快に生きる猫の歌やな〜〜、なんて
でもあるとき気づいたんですよ、これ何にでも(何色にでも)染まる素直で純粋な人が、染められたくないって奮闘することを書いてるんだなあって。強い猫の話ではなく、弱い人の話。
Twitterの話になりますが、ときどき無秩序になるTLを制御するためにミュートしたりブロックしたり、しまいにはアンインストールしたくなったりするじゃないですか。あの感覚に近いなあと私は思いました。
ただどちらと言えば、林檎嬢の詞には「人に染められたくないけど、染まるものは私が決める」みたいな強い信念を感じますが。

あなたが笑ったり 飛んだり 大きく驚いたとき
透き通る気持ちで ちゃんと応えたいのさ
毎日 染まる 空の短い季節
真っ直ぐに仰いだら 夕闇も恐ろしくないよ

一方、サビでは応えたいもの(向き合いたいもの)について触れています。実直な気持ちで、嘘をつかずに応えたい相手への想いですかね。なんとなく相手側の人物も素直な印象を受けますね。
「空の短い季節」「夕闇」というワードはAメロBメロの「噂」「秘密」という言葉の比喩でしょうか。そんな気がします

僕は透明人間さ もっと透けて居たい
本当はそう願っているだけ
何かを悪いと云うのは とても難しい
僕には簡単じゃないことだよ
一つ一つこの手で 触れて確かめたいんだ 
鮮やかな色々

今読み解くと2番はより現代に響く歌詞になってますね…
「カロリーが高い物事からは離れたくて、情報だけで判断やdisをするような人になりたくない…」私のことなんで知ってるのかな〜なんて思ったくらいです。
「透けて居たい」ってすごく良い表現ですね。白色すら主張することは私には難しいし、したくない
…から透明人間に憧れるんだろうなあ。

あなたが怒ったり 泣いたり 声すら失ったとき
透き通る気持ちを 分けてあげたいのさ
毎日染まる 空の短い季節
手を叩いて数えたら もうじきに新しくなるよ

力強い詞。ある程度主人公の中では処世術が確立してるから言えることなんですよね。相変わらず「空の短い季節」は苦手なようですが。
私個人としてはAIのStoryのラスサビが連想されましたね。守られる側から守る側に成長していくという話。


自分のことではないのに、こういう成長を感じられる曲に私はめっぽう弱いです。はい

恥ずかしくなったり 病んだり 咲いたり 枯れたりしたら
濁りそうになったんだ
今夜は暮れる 空の尊い模様を
真っ直ぐに仰いでいる
明日も幸せに思えるさ
またあなたに逢えるのを 楽しみに待って
さようなら

ラスサビ。
ここで大切なのは「今夜は暮れる 空の尊い模様を 真っ直ぐに仰いでいる」と心情が変化した理由について、「濁りそうになった」からであるということ。
好きも嫌いも受け入れて、それでいて実直で素直に生き続けた。だからこそ「あなたに逢えるのを 楽しみに待」てるようになったのではないでしょうか。
もう彼女は透明人間ではないのかな。それでも気持ちに整理をつけて前進した彼女みたいな人間になりたいなあ。

そんな感じで今回は歌詞の考察みたくなってしまいましたね。
ちょっと自己分析しなきゃならないことが身の回りにあるもので、残り数回をかなり自由に使ってしまってすみませんでした。よっぽど就活の自己分析のがやりやすいですね…笑

頑張るよ、私は

それでは。

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