第五水準のリーダー
上司と部下との信頼関係を築くことは大切ですが、
こちらが心を開いていても、相手は心を開いてくれるとは限りませんし、
場合によっては、そっぽを向かれてしまう場合もあります。
また、人間関係を築くことばかりに注意を向けて、
ビジネスが滞ってしまっては本末転倒です。
組織をマネジメントしていくためには、信頼関係を築きつつ、
業績を上げていく・成果を出していく必要があります。
そのために、リーダーやマネージャーには
「徳」と「才」の両方がバランスよく求められます。
しかし、日本の教育を振り返ると
「才」の部分のみに注力しているように思えます。
人口が減少している今は「徳」の部分を強化していく必要があります。
役職が上がれば上がるほど、
もっと人としてどう生きるかという「徳」の部分に重点を置くべきです。
「ビジョナリー・カンパニー② 飛躍の法則」という本の中でも、
最高水準のリーダーは、一般的に思われているカリスマリーダーではないと結論付けています。
この本では、経営者の能力を第一水準から第五水準までの
段階で示して
その最高水準の第五水準のリーダーは以下のように記されています。
もちろん、頭が良く、優秀であることは本当に素晴らしいことです。
しかし、それらは人間の能力の中のある一部にしかすぎません。
西郷隆盛の場合は、以下のように言っています。
数字を挙げた人には、まずは金銭的に報いるべきだと思いますが、
その人に地位を与えるかどうかというのは、
切り離して考えなければいけません。
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