人生が終わる瞬間に笑っていたいから、転職という道をんだ話
地元SIベンダから東京のコンサル系ITベンチャーに38歳で初めて転職し、フルリモート勤務になった体験談。
今回、noteの応募に「私にとってはたらくとは」のテーマを発見しました。
これは私が転職した理由の先にある、仕事や人生に関する価値観に繋がるテーマだと思ったので記事にしてみました。
毎日、ワクワクしたいから仕事をする
仕事に対して以下の話をよく聞きます。
仕事は給料をもらうもの=給料が高ければ内容は多少の我慢が必要
人生を楽しむ時間は、仕事以外のプライベートで作る
間違いではないと思います。ただ私の場合、1日の大半を占める仕事時間を自身の成長の場とし、成果を目に見える形で世の中に残したいという気持ちが強くありました。
そこで日々、進化する技術の進歩を肌で感じ、それらを必要とするお客様の要望を実現できる仕事。ルーチンワークの効かない毎回新しい課題・目標・成長。こんなワクワクを求めてIT/コンサルという職業を選びました。
辛いこと・苦しいことの先に成長を感じられるか
この仕事をしていると作ったシステムで不具合が発生して迷惑をかけたり、その修正方法が見つからずにイライラしたりと楽しくないことも多いです。
でも私の経験上、どんなに難しい課題でも粘り強くトライすれば必ず何かの解決策が見え、結果的には、あるべき場所に落ち着くと思っています。
対応中は本当に辛く・苦しい時間ですが、それを乗り越えた先にはメンバーとの絆が深まったり、自身が人間として成長できると信じています。
管理職になってから転職を決意したという話
実は私自身、管理職に昇進した一年以内に転職をしました。期待してくれていた皆さんを裏切る結果だったこと本当に申し訳ないと今も思っています。
ただ、管理職になって半年ぐらい経った頃「これが私のやりたかった仕事なのか?」という違和感が生まれ、日々その疑問が大きくなって行きました。
現場を離れて改めて気付かされたのですが、お客様と一緒に課モノづくりに正面から向き合い、それを形にしていくことが喜びであり、求めている仕事でした。
管理職として会社の発展に貢献し、間接的にお客さまに向き合う道も考えたのですが、その未来を想像したとき、人生の終わりを迎えた瞬間の自分は、笑顔ではなく後悔している、そんな気がしました。
やりたいこと、やれることを全て出し切って「もう何もない!!」と笑顔で終わりを迎えたい。そう思った結果、転職という道を選ぶことにしました。
一人の人(エンジニア)に戻って思うこと
転職後は、これまで自分が社内で築いたポジションや信頼はもちろん0で、何もない一人の人として現場に立つことになります。
慣れた環境・人間関係がやりやすい事も多々ありますが、新しい人や環境に触れることで価値観がこんなにも広がるのかと驚きを感じていて0に戻った事で生まれる新しい苦悩・成長に今はワクワクしています。
おわりに
この記事のタイトルにもなっていますが私にとって働くとは一種の終活で、終わりがきた時、自分の生き方に後悔せず満足のいく最高の笑顔でいたい。
これだと思います。
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