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生物学から学ぶ生存戦略

おはようございます、いすむです。

今日のテーマは「生物学から学ぶ生存戦略」についてお話ししたいと思います。そんなに堅い話ではなく、この前読んだ本の感想みたいな感じです。

職場でもらった本があって、タイトルが「若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし」というものでした。ぼくは生物学をあまり学んだことがなくて、高校の時も文系を取っていたので学んでいません。どういうものなのかなと気になったので、せっかくもらったし読んでみようと思いました。

一通り読んでみたら結構面白かったんです。生物学なので、進化論やダーウィンの進化論といった有名な話ももちろんありました。

人類が人類にたどり着くまでの過程、つまり宇宙が誕生して地球が生まれ、そこから生物がどういうふうに進化を遂げて人間までたどり着くかという歴史的な流れが書かれていました。また、人間の体がどういう構造をしているのかについても、ざっくりと簡単に説明されていました。

特に面白いなと思ったのが、生物が進化する時に起こる「自然選択」についての説明です。

簡単に言うと、環境に適応しているものが残って、環境に適応できないものがいなくなっていくという考え方です。例えば、魚の中でもカツオとか、昆虫の中でもカブトムシみたいに、世代が繋がれていく中で、突然変異が起きて、いなくなっていくものと残っていくものがあるという話です。

自然選択は過酷でもありますが、生き物が生き残っていくには必ず必要なことなんです。ある意味、本能も超越しているものだと言えます。自然に選択されるということは、環境に大きく影響されるということです。

どんなに優れていても、地球全体が極端に暑くなった時に、その環境に適応できる能力を持っていないと生き残れません。そういう生物がどんどん生まれて、種族が増えていく中で、突然変異が起きてその環境に適応できるようなものも生まれてくるんです。

現代社会を考えると、環境がめちゃくちゃ変わりやすい状況ですよね。その環境環境に適応していかないと、自然に選択されてしまうんです。これはすごく厳しいなと思います。もちろん資本主義の中で生活しているので格差は生まれますが、その中でも自然に選択されていってしまうんです。

自分たちが生存戦略を考える時には、今どういう世の中の動きがあるのか、どんな仕事をしていると自然に選択されてしまうのかを考える必要があります。今はAIがあるので、AIに仕事を取られるみたいなことがよく言われていますが、そういうところが自然選択と似ているなと感じます。

この世の中の動きというか、ずっと繰り返されてきたものが自然選択なので、そこを自分たちが意識しないといけないところなのかなと思っています。

生物学の面白い話として、人類の進化の過程があります。現在のホモサピエンスになる前のネアンデルタール人の時代のことで、実はネアンデルタール人の方が脳が大きかったそうです。

脳が大きいから賢い、というわけではないんですね。脳が大きいということは、それだけ栄養やエネルギーが必要で、より多く消費してしまうんです。

ネアンデルタール人の時代はまだ農業が行われていない時代で、ひたすら食べ物を探さないといけないという過酷な状況でした。結局、ホモサピエンスになる過程で脳が縮んでいったらしいです。脳を使うエネルギーの効率が良い状況というのは、脳を大きくするよりも適切なサイズ、もうちょっと小さいサイズの方が都合が良かったみたいです。

これも自然選択の一例ですね。ホモサピエンスになった時には、何かがなくなって何かが付け加えられたというようなことがたくさんあります。最近では、段々と足の小指がどんどん短くなっていって、もうあまり使ってないからなくなっちゃうんじゃないかみたいな説もあったりします。

人類の進化はまだ続いているらしいです。文明ができてからの数千年では大きな変化は見られませんが、もっと長い時間軸で見ると、数千数万年単位で変化が起きているそうです。地球がそこまで持つかどうかは怪しいかもしれませんが、進化はまだ行われているんです。

とにかく、この生物学から学んだのは、自然選択がすごく重要だということです。今のこの環境に適応していかないと、選択というか排除されてしまうという厳しい状況になってしまいます。だからこそ、ちゃんと環境を学んで、自分ができることを変化させていく必要があるなと思いました。

今日はここまでです。それではまた。

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