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【研修事例】管理者なのに管理業務ができない!~管理業務への移行~

こんにちは!株式会社ISTコンサルティングの山本です。

今回の研修事例は、管理者研修の中でも「プレイングマネージャーになってしまっている課長向け」の研修についてです!

中小企業では特に多い事例ではないでしょうか?

管理者になったはいいが現場業務に時間をとられすぎて管理業務に時間が割けない・・・という話もよく聞きます。

今回の記事では、そういった課題を持った企業に対しどんなことを実施し、どんな効果が出たか、要点を絞ってお伝えしたいと思います。


■研修の詳細

今回の研修の対象者は課長クラスのプレイングマネージャーでした。

参加人数は5名。研修時間は2時間×3回の集合研修に、50分×5名の個人面談も行いました。

■お客様と共有した課題(研修後のあるべき姿)​

​・マネージャーの現場業務のウエイトが高く、管理業務のウエイトが低い
・管理チームの課題抽出と解決策の立案(シナリオライティング)能力向上
・マネージャーとして必要な管理ノウハウの再確認

お客様との密なヒアリングを通じ、本質的な課題を浮き彫りにしたうえで以上3点にまとめ、共有しました。


■課題解決のために実施した研修内容

第1回(会議形式)「業務移行の必要性を理解し、業務移行の準備を行う」

・マインドブロックの解除と移行計画の作成方法理解(WBS活用)
・参加者全員で目標(業務移行により削減する時間=管理業務を実施する時間)を設定

第1回では業務移行の必要性について問題提起し、必要性を理解してもらっうえで目標と解決策を決定する会議形式の研修を行いました。


第2回(パーソナルコンサルティング形式)「移行計画の完成」

・移行業務の確認、後任者の状態確認と移行方法の検討
・設定した目標をクリアできるか確認し実施についてコミット

第2回は個人面談で行うパーソナルコンサルティング(コーチ)形式を用いて、移行する業務の確認や移行先の後任者の状況、移行方法等を確認・検討し、実際に目標が実現可能かの確認も行いました。


第3回(ワーク形式)「業務移行の進捗状況発表と発生した課題確認と解決」

・セルフワークにより課題抽出から解決策を検討し発表
・共有した課題と解決策についてディスカッション
・ディスカッション内容を加味して立案(シナリオライティング)

第3回はセルフワーク+グループワークを組合わせたオーソドックスなワーク形式。セルフワークで課題を抽出し、解決策も考え全体で共有します。

そしてそれについてグループでディスカッションを行い、その内容を踏まえてシナリオライティングを行います。


第4回(ワーク+講義形式)「チームの方針実現(運営)をテーマにした課題抽出と解決策立案」

・セルフワークによりチーム特性を加味した具体策を立案し共有
・ディスカッションにより得られたアドバイスを取り入れて立案
・マネジメントサイクルのC(実施)の遂行に必要な知識、ノウハウを重点的に学ぶ

第4回についても、基本の講義形式(セルフワークと講義)を組合わせ実施した研修です。今度は管理チームの特性を踏まえ、課題解決の具体策を立案し共有します。また、そこで得られたアドバイスを取り入れて再度立案を行います。そして実際に遂行するために必要な知識・ノウハウを重点的に講義形式で学びます。



■研修効果とポイント

【効果】業務移行は順調に行われて全員が目標達成

※ポイント※ 研修の参加者でチームを形成して目標設定をすることで、達成への高いモチベーションを形成することができました。さらに個人面談で参加者それぞれに対応したアドバイスを行うことで、モチベーションが高い状態の維持を図っています。


【効果】シナリオライティング能力の向上

※ポイント※ セルフワークからグループワーク⇒セルフワークのステップで実施することで、①具体策の立案力 ②アドバイスを受け入れる柔軟性が身に付きます。ディスカッションでは、他の参加者に③アドバイスする応用力も身に付けることができます。


いかがだったでしょうか?具体的な内容は企業秘密ですが、どんな課題を持った企業に対しどんなことを行い、どんな結果が出たかは伝わったのではないでしょうか?

今後も様々な研修事例を掲載していく予定です!

「もし自社で行ったらどうなるだろう?」「もっと具体的な話を聞いてみたい、聞いてほしい」というような気持ちに少しでもなりましたら、一度ホームページから問い合わせしてみてください。

お待ちしております!!