どうにもできない感情をどうするか

感情を手放すことは簡単ではありません。嫌な感情であればあるほど手放せません。

私達の感情は、思い出とセットになって残っています。思い出すか出さないかです。

頭でいくら考えてみても、思い出と感情はなかなか切り離せません。不快な感情がついてしまっている思い出程、思い出したくもないので、そこに手を付ける事は潜在意識が何らかの形で邪魔をしてきています。

私も15年くらいかけて自己啓発、精神世界、仏教その他もろもろをかじり、学んできて、やっとそういう思い出にとりかかれるようになりました。

よりよい人間でありたいと思う分だけ、そうなれていない自分を自覚する時、罪悪感や自己嫌悪も生まれる。きちんとした人間でいたいと願う分だけそれに反する自分の感情が出てきた時に苦しむのでしょう。

でもそういう感情をうまない事はなかなか難しく、物事が起こった時に、自分で何かを経験した時に自然に出てくる感情が自分らしさでもあります。自分のいい所だけが自分らしさではありません。欲にまみれた、卑しい部分も持っているときちんと認めたすべてが自分らしさです。受け入れたつもり、だと同じことが繰り返されます。

愛されたいという願いが感情の根源です。その気持ちを正直に伝える事ができずに変な風に出てきてしまうのは自然です。

どんな感情が出てきたとしても、そういう自分を許せて愛おしく思え、がんばってるね、といたわれるようになると、他人にも嫌な部分とかがあって、でもそれも彼ららしさとして受け入れられるようになるのですね。

本当にそうなる近道は、自分との対話です。

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