企業型DC継続教育の背景・・
資産運用に関して大切な事って何なのでしょうか?
書籍・雑誌等は言うに及ばず、ネットでも数え切れない程のサイトがあります
noteでも同様ですね
私自身は、以前も記事に書きましたが「株=運用」なんて・・
実は私自身も仕事では資産運用業務にも携わった事があります
厚生年金基金・確定給付企業年金(DB)制度のもとでですが・・
しかし、結局は両制度とも精算終了となりました
資産運用の世界では「勝ち続ける事は絶対に有り得ない」
勝ち続ける事が可能なのであれば、企業年金制度の精算終了など有りません
似て非なるもの?
個人の投資家の方の思いと企業型DCの継続教育は「似て非なるもの」とまでは
言いませんが、少し違うと思っております
その理由は、何度も書いてきましたが・・
企業型DCの加入者(従業員≒投資家?)は「〜せざるを得なくなった」投資家
唖然呆然・・
「2000万円問題」がニュースになった日のWBSで取り上げられていたニュースは
「資産運用セミナー会場に入り切れない程の参加者が殺到した」でした
ニュースを見ていた私は・・唖然呆然です
(今もセミナー講師する際は、この話を取り上げています(反面教師)として)
これこそが、個人投資家と企業型DC加入者との決定的な違いです
「意義がある」・・
企業型DCにおける継続教育セミナーを開催して、強制参加でなく自由参加の場合
「参加者が殺到する」事など有り得ないのです
「良い」「悪い」という議論よりでなく・・
ここからスタートする事にこそ「意義がある」と思っております
「アプローチ方法が悪い?」「セミナーの内容がイマイチなんでしょ?」
例えば企業年金制度の改定等の『人事制度の改定の延長線上』にある研修・・
これは「強制参加」です(ある意味「業務命令」による参加となります=業務)
業務時間外に開催すれば「時間外手当」も支払われる事になります
しかし「自由参加」とした途端、『自由参加=本人の意思による参加」
事務局側としては「人集め」に苦労する事となります
確定拠出年金法の継続教育実施の努力義務化は「実施すること」を指している
「加入者の参加」については何ら触れられているものでは有りません
であれば、事務局は「開催した」という事実があれば良いでしょ?とも言える
違うのです・・
「企業型DCにおける投資運用継続教育」は、諸手を挙げて歓迎されていない
事務局は・・「法令遵守の観点から『実施した事実さえあれば」・・・
とはならないんです
DC継続教育については、以下のような記事も目に付きます
「中身がないんじゃない?」
「なぜ、元本確保型ばかりの配分(購入)なの?」
「こんな利回りで何やってるの?」
仰る通りなんです・・
「株に手を出すな」と言われ花の東京に出てきて、100億を超える年金資産運用の担当者になった私でしたが・・さすがに「運用の基本」については学びました
「DC継続教育やって・・途端に運用結果に結びつくなんて有り得ないんです」
プロ講師や著述業の方は「結果が出なくても」・・仕方ないんです
(勿論、皆さま「良かれ」と思ってくださていますが)
でも、事務局は違うのです
「従業員に伝えてあげたいのです」
「DC制度を活用する事の本質を伝えたいんです」
これは・・不思議な感覚でもあるのです(続く)
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