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老齢年金:「支給開始年齢」

定年年齢と公的年金の支給開始年齢については、法改正を追って行くと

若干のズレがある期間もあります

つまり定年から公的年金支給開始年齢までの空白期間の問題です

この辺りの詳細な比較は別の機会に紹介したいと思います

私が気になっているのは、以下のような意見です

「空白期間があるから・・」

「長期間、働いてきて保険料を納めて来て年金もらえると思ったのに」

このような意見のもと「働かされる」という考え方に陥っていないか?

このような考え方に陥っていないか?という事です

私は1983年(昭和58年)が社会人デビューでした

今の若い方と同じく、定年後なんて考えた事もなく

年金なんて事も全く知らず・・

「早期退職者優遇制度」を活用して、早く「雇用」から引退したい

そんな事を考えておりました

その時代に定年される先輩方を見ていても、特に生活に困っておられる

そんな様子を見る事もなかったのも一因かも知れません

でも、社会人生活を送るに従い・・

「どうも公的年金は60歳から貰えないらしいなあ」

「退職金・企業年金制度も大きく変わって来たなあ」

自身の仕事でもあったので現実に直面する事が多くなりました

公的年金はその仕組み・年金額も含め「難しく、よく分からない」

そんな機運も当時はありました

この公的年金の見えない壁が可視化されて来たのが・・・

平成15年頃の公的年金記録問題に端を発した「ねんきん定期便」です

それまで、年金事務所(当時は社会保険事務所)に自ら足を運び

年金相談コーナーでお願いをして提供してもらえた記録です

今でこそ、窓口担当者は起立・名刺をくれ挨拶してくれますが・・

当時は「来るなら来い」とは言いませんが「教えて頂く」雰囲気

こういった点も年金を遠い存在にした事の遠因かも知れませんね

さて、話が横に逸れてしまいましたが・・

「定年後も働く」という意識は公的年金の仕組みを知る事で

少し、意識も考え方も変わってくるのではないかな?

そう思っています(続く)

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