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食料備蓄を着々と・・・
日本の経済が、長らく停滞しているというのは、よく言われている話です。
日本の現在の状況は、経済成長率が0%に近く、年度によってはマイナスになってしまうこともあります。バブル崩壊以降はほとんど経済的な成長は見られず、重税も相まって国民生活は困窮しています。
その結果、国連が2021年版として発表した「国・地域別の幸福度指数」では、日本は世界で40位という結果になりました。経済成長率の低下が、国民から幸福も奪っている現状があります。
「経済成長率とは? 日本は世界ランキングでどれくらい? 日本経済のこれからはどうなる?」
2022年4月7日より引用
どうしようもありません。かつては米国に次ぐ、世界第二位の経済大国だった日本の面影は、今や完全に消え失せているといえます。
それについて、いろいろな人が、いろいろな理由を述べます。上のサイトでは、日本経済が停滞している理由を、以下のように説明しています。
デフレの影響
実効税負担率が高い
低賃金重労働
外国人労働者の輸入
しかし、これらは当たり障りのない優等生的な答えのように思われます。このような分析だけだと、「頑張っているのにうまくいかない」かのような見え方になりますが、果たして、本当にそうなのでしょうか。
現状をより深く観察してみると、もっと意図的に仕組まれた構造的な問題によって、日本人の生活が締め上げられているとみることもできます。
真の意味で、既得権益化して暴利を貪っているのは、正社員なんかではありません。資本主義の仕組みの中で頂点に立つ資本家たちです。
詳細説明は、上掲記事に譲りますが、日本人は都合よく利用されてきた可能性があるわけです。
まぁ、そうした原因はさておき、いずれにしても、そうした経済が停滞した結果として、日本人が生み出す価値は、相対的に大きく下がってしまったということになります。
ロサンゼルスに住んでいる知り合いとお話しました。近所にあるファーストフード店のタコベルがバイトを募集しているそうですが時給23ドル(約3000円)だそうです。それに対して我が国の平均賃金はどうでしょうか。本当に日本経済をなんとかしないと…。
— 須藤元気 (@genki_sudo) January 18, 2023
本当に・・・国会議員の方からしたら、何とかしないといけないという状況であることは確かでしょう。
そして、このように日本人の賃金が相対的に下がっているということは、日本の世界における購買力が大幅に低下しているということでもあります。つまり、海外でモノの取り合いになったとき、日本人は買い負けるということです。この問題は、多くのモノを輸入に頼っている日本にとって、かなり致命的なものになります。
なかでも、深刻な問題になりうるのが食料です。
いま、「食料ショック」が世界に襲いかかっています。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に伴って小麦やトウモロコシなどの国際価格が急騰。日本では主な食品や飲料メーカーがことしに入ってすでに値上げしたか、今後値上げする予定の商品が1万品目以上に上ることが分かり、家計の負担は重くなるばかりです。
「迫り来る“食料危機” 日本や世界の食はどうなる?」
2022年6月16日より引用
世界的な食料不足が起きてしまったら、それらを大きく輸入に頼っている日本としては、死活問題です。その死活問題に関して、世界的な購買力の低下は致命的である可能性があります。
国連食糧農業機関(FAO)の6日の発表によると、世界の食料価格は2022年に14%あまり上昇し、統計開始以来の最高となった。ロシアのウクライナ侵攻を受け、供給不安が高まったことが背景。
「世界食料価格、22年は14%上昇し過去最高に=国連機関」
2023年1月6日より引用
食料価格の上昇について、その背景としてロシアのウクライナ侵攻という説明がされていますが、果たして、それだけで説明がつくのかも疑問です。ここでは深掘りしませんが、もっと深い構造的な問題もありそうです。
いずれにせよ、そうなってくると私たちがすべきことは・・・はい、まずは自分たちで食料を生産していく力を身につけることでしょう。
政府なんて頼っていても、どうしようもありません。まずは、自分自身を守れるようになる必要があります。そのためにも、一人一人がきちんと農業をして、自分たちが生きていけるだけの食べ物を確保することが肝要です。
また食料生産ができたら、それらを備蓄することも大事です。実際、私が昨年収穫したコメは、部屋のなかに置いてあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1674116892402-3tvLgkGKIX.png?width=800)
ただ、ここでちょっとだけ気をつけたいのが、コメの重さです。
このようにして、部屋にまとめて置いていますが、床の荷重を考慮する必要があります。この問題、地味ではありますが、きちんと考えておかなければならない重要な問題です。倉庫部屋に、無造作に食料を積めばいいというものでもありません。
参考になる動画があったので、ご紹介しておきます。
この動画によれば、建築基準法で定められている床荷重は、1平方メートル当たり180kgとのことなので、1畳当たりに換算すると約290kgまでは耐えられるようにできているとのことです。
既に食料備蓄を始められている人も、これからという人も、備蓄スペースの確保については、こうした床荷重に対しても、少し気を配った方がよさそうです。日本経済の停滞よりも、幸福度指数がどうなったかよりも、私はむしろ、こういうことに気を配っていきながら、生き抜いてかねばと思うのでした。
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