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一人一人が「農民」たれ

食料危機、真剣に考えていきたいところです。

別に煽りたいわけではありません。訳の分からない病気で、煽りたい放題、煽っているメディアなんかをみると、もうそういうのにはウンザリです。

ただ、将来の見通しとして、リスクがあると考えられるのであれば、それに備えていく必要はあると思います。

食料危機に関する問題は、何度か取り上げてきています

私は、一昨年から徐々に準備を始めて、去年はおコメの収穫なんかもしてみました。もちろん、今年も田んぼと畑をやるつもりでいます。正直、備えさえできていれば、食料危機の問題もどちらに転んでもいい状態になります。

世の中が食料不足にならないのなら、「大きめの家庭菜園でいろいろやってます」というだけですし、食料危機になった場合には、獲れたおコメと野菜で食いつなげばいいわけですから、何も怖いものはありません

ここ最近、外食をするたびに、値段が高いことにビックリします。昼ご飯、1,000円以内に収めることが難しくなってきました。でも、まだまだ食料危機が起こるような状態ではありません。これから、事態はもっと深刻になると思います。

こんな記事も出始めました。

しかし、本当に食料危機がくるとしたら、まだまだこれからでしょう。序の口の、「序」の字にもきていないのではないかと思います。

それでも最近、ご近所さんが、大量の食料品を車に積んで、ご帰宅されているのをみました。もしかしたら、食料危機に備えているのかもしれません。アンテナを張っている人からすると、座したままではいられないというのも、十分理解できます。

ただし、今回起こると考えられる食料危機が一過性のものではなく、今の社会の構造的な要因によってもたらされるとしたら、備蓄程度では、危機を乗り越えられません

かーびーさんがおっしゃるとおり、食料を自分で生産していくということが、とても大事なことになってくると考えます。

輸出入がストップして、物流が停滞しても、何とか生き抜いていけるような仕組みを確保するには、自分自身が食べ物を生産できるようにしておくことが欠かせなくなります。かーびーさんは、そのための方策として、自然農をやられているようです。

ただし、動画をご覧いただければお分かりいただけるとおり、自然農にはデメリットも多くあります。簡単に言ってしまえば、効率が悪いということです。

効率が悪いので、たくさんの人々を食べさせるだけのものは確保できません自分と自分の家族たちを食べさせるくらいはできるでしょうが、それ以上のものは、過度に期待できないといえます。

先日、私が農業をやっていると知っている方から、「竹内さん、いいですねー。食料危機になったら売ってください」なんてお話をいただきました。でも、ごめんなさいです。おそらく、売ることはありません

だって、食料危機なんですよ?

自分と自分の家族がどうなるかだって分からないのに、その大事な「命の糧」をお金に換えるなんてことが、できるわけがありません。生きていくために必要なものを、お互いに融通したり、協力したりというのはあるかと思います。けれども、食料危機のような状況下で、お金にどれだけの価値があるか分かりませんし、仮にお金に価値があるとしても、とてつもない価値をつけていただかないと、農作物をお分けすることはできないような事態は、容易に想像できます。

じゃぁ、どうする?ということになります。

その答えは簡単です。先ほども述べた通り、一人一人が、食べていくための農業を始めるということです。程度の差はあれ、それぞれが自分が食べる分について、きちんと農業を通じて、確保できるようにしなければなりません。

一人一人が農民になるのです。

長きにわたり、農民(peasant)という語は、貧しく土地を持たない農業従事者に対して、「無学な」、「無知な」、「都会の洗練からは程遠い」などといった意を含んで軽蔑的に用いられてきた。また現代においても、開発途上国で人口の大部分を占めるような農業従事者に対して若干侮蔑的なニュアンスを含んで使われることがある。

ウィキペディア
「農民」より引用

西洋では、農民(peasant)という言葉には、侮蔑的なニュアンスが含まれていることがあるといいます。きっとそうなのでしょう。農業などというのは、下々の者がやるもので、高貴な人間が関わるものではないという考え方があるからではないでしょうか。

今、私たち日本人のなかにも、そうした思想に染まってしまっている人たちがいるかもしれません。

「農業なんてしなくてもいい」
「お金を出せば解決できる」
「食べ物なんて、多少高くても買えば済むこと」

でも、そんな考え方では、危機は乗り切れないかもしれません

いや、農業をやらずに、それでもどうしても食べていかなければいけないという人たちには、何か別の代替品が与えられるということも考えられます。

当然、限られた食糧資源を巡る争奪戦が激化する雲行きとなってきました。そんな中、注目を集めているのが「昆虫食」や「代替肉」に他なりません。世界経済フォーラム(WEF)でも「環境問題の対策としては昆虫食に勝る選択肢はない」と2021年に宣言しているほどです。
その旗振り役を演じているのがビル・ゲイツ氏。先日も来日し、日本政府から旭日大綬章を受けていました。
そんなゲイツ氏らが推奨するのが、何と「ゴキブリ・ミルク」です。

MAG2NEWS
「食糧危機の切り札「ゴキブリミルク」大量生産へ。君は生き延びることができるか」
2022年9月6日より引用

ちょっと書くのもおぞましいので、文字にはしたくないです。昆虫食や代替肉に留まらず、Gのミルクとか・・・もう私には無理です。

でも、農業なんてやりたくないし、何でもいいから、お金を出して食べられるものを食べていけばいいんだ、という人たちは、そういうのを食べていく未来も、覚悟しておくのがいいかもです。

私は、侮蔑されようがなんだろうが「農民」します


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