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農業(2)~平らな畑を見学する~

前回の衝撃的な畑見学のあと、少し自然農法について学び始めました。

ひとしきりネットなどでも調べつつ、書籍も購入してみました。とにかく日本のなかでも、農業知識が最低レベルであることを自認している私が、農業の勉強をするというのには、大変な労苦が伴うわけです。

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まず買ってみた本が、こちらの二冊。この写真の右側、「誰でも簡単にできる!川口由一の自然農教室」を読み始めました。そしてその本の「はじめに」の文章で、いきなり心を鷲掴みにされました。

いのちを内に宿し、肉体を授かっての百年前後の今生。内なる魂が、いのち宿す肉体が、農的暮らしの素晴らしさ、楽しさを知り、いのちある私達人間にとって、生きる基本となるものであることを悟り、大切さを知っているゆえの欲求だ。体内に眠る三世代過去、十世代過去、百世代過去・・・が自然界に身を置き、田畑に立ち、お米達、野菜達とともに生きる喜びを経験していたゆえでもあり、その実現は生きる意味と意義の答えとなるものだ。
※川口由一監修、新井由己・鏡山悦子著『誰でも簡単にできる!川口由一の自然農教室』宝島社、3版、2019年より抜粋

なんだこりゃ!?

小手先の農業ではなく、自然とは何か、生きるとは何か、生命とは何か・・・そういう根源的な価値の下、作物を育てていくことの喜びを感じろという教えが書かれていました。まだまだ何の知識もない私ですが、この文章を読んで、「よし、自然農法やってやろうじゃないか」という気分にもなり、俄然やる気が出てきたのでした。

そして今回、もう少し畑らしい候補地ということで、また別の場所をご紹介いただきました。案内され到着した場所がこちら。

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ん???路肩注意????

「びっくりしたでしょ?」と聞かれましたが、そりゃびっくりしますがな!!

この路肩注意の立て札の合間が入り口になっておりまーす♪

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いやぁ・・・まぢっすか?

あの本の「はじめに」で感じた、自然農法の崇高な精神は、本当に私のなかにも根付いているのか?さっそく神は、私に試練を与えたのでしょう。

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これ何の探検???

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急斜面にできた、土の階段を下り・・・

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開けた場所に出たものの、そこはまだ畑ではなく・・・

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やっとのことたどり着いた先にあった畑が、これでした。

「おぉ、たしかに。前回の畑に比べたら、ずいぶん平らですやん」

でも、やはり自分が想像していた畑ではなかったのでした。そして、ここは既に畑として、使われているとのこと。よくみたら・・・

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ハーブ、育ててるみたいです。

すごいっ!とにかく奥深い。奥深すぎて、まだなんもみえない!!!

ちなみに今回、一緒に見学をしに来ていた方々は、自然農法の畑をみるのは初めてらしく、前回の私のときのような反応。何からどうツッコんでいいのか分からず、ちょっと戸惑った様子でした。一回分、彼らの先輩にあたる私は、分かった風な口ぶりで「これが自然農法の畑みたいですよ」と、いっちょかましてきました。

いや・・・本当は、あの本の「はじめに」読んだくらいの知識しかないのですがね。

さて、それにしても畑、どうしましょう。前回と今回・・・一長一短なのですが、近いうちに決めたいと思います。

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