機械いじりの大切さ
山梨の農場、常々、私の指導者でもある軍曹殿からは、農業における機械いじりの大切さを説かれております。
で、今回は、バインダー(稲刈り機)でトラブルがあったので、修理をしたと聞きました。
どうやら、稲を刈った後、自動的に稲を束ねる紐を通すパイプが詰まってしまったそうです。
そのパイプというのがこちら。
これはもう直っている状態の写真ですが、ここに紐が通らなかったそうです。もちろん、それではバインダーは使えません。
パイプの中をいくら突いても、詰まりが解消されることはなく、最終的にバーナーを使って、詰まったものを焼いて出したそうです。
こんなのが詰まっていたら、そりゃ無理です・・・というか、そんな状態のものを自分で修理しようという気になるか、ならないかというところで、軍曹殿と私の間には、決定的な違いがあるようには思います。なかなかにハードル高いっす。
そして、この日はバインダーを出動させて、稲刈りです。
まず、軍曹殿が始められた作業がこちら。
麻紐をぐるぐる巻き始めました。
ん???これをどうするんだ???
ざくっざくっ・・・
あーー、そういうことね?
稲を刈った後、稲を縛るのに使う複数の麻紐を、一定の長さで、一気に作っていたのでした。なるほどぉぉぉ。これはとっても便利な方法っぽい。
そして、いよいよバインダー、いきまーすっ!
バインダーを積んで、いざ現場へっ!
稲刈りの現場がコチラです。
すごくきれいな色に仕上がっています。
まずは、バインダーを入れる前に、バインダーが旋回するときのスペースを作っていきます。
ということで、田んぼの端っこを手で刈ります。
うんうん、、、これはできそう。
で、この作業は私もお手伝いしつつ・・・
一角がこんな感じで仕上がりました。
で、刈った稲は束ねるのであります。
でも正直、これはなかなかに難しかった。
片手で紐を固定して、下の部分の長さを「ポンポン」と軽く叩いて合わせるのですが、ちょと油断するとボロロロっと外れてしまうのです。
外れると大変ですよ?束ごと、やり直しです。
あと、一本だけ微妙に逆向きになっているとか、そういうのも侮れないです。その一本をちょっと直そうとするだけで、全体がボロロロっと外れてしまったり・・・。一人のせいで全体を犠牲にするのか?一人の犠牲は致し方なしと考えるのか?みたいなことをウダウダ考えながら、時間をかけつつ束づくりをしてました。
しかし、やっているうちに、何となくコツを掴んでいって、今日一のこんな力作ができるくらいになりました。
うんっ!うまくできたっ!
田んぼの一角も、一通り手刈りが終わって、いよいよバインダー投入です・・・と思ったら、何やらうまくいかない。
稲を刈った後、自動的に稲を束ねてくれないといけないのですが、稲が束ねられないまま、放り出されてしまうのです。
わーーー、やっぱり機械ものは難しい。
早速、軍曹殿が、バインダーを分解し始めました。
すると、やっぱり紐が絡まってた・・・。
てことで、軍曹殿が、チャチャチャっと、直しちゃうわけです。
これが引っかかっていました。
こういうトラブルがあっても、1ミリも動じず、工具を持ってきて、さっと直せるくらいにならないと、やはり農業は難しい・・・のかな。
で、ようやくバインダーも正常稼働。
途中、私もバインダーでの稲刈りに挑戦しました。
うん・・・すごく怖かった。バインダーが、暴走しそうになったりすると、軽くパニックに陥ります。でも、習うより慣れろ。最終的に、なんとなーくバインダーを動かせるようになりました。
そして、稲刈り終了!
結構、時間かかりました。
いやー、バインダートラブルが回避できなかったら、こうはいかないです。
本当に軍曹殿がおっしゃっていた通り、農業は機械いじりが大切ですよ?きっと・・・。機械いじりが苦手な私には、しばらく試練が続きそうです。
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