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農業(9)~農家を目指す?!~

山梨にあるわが農園、ジャガイモ2畝の収穫が終わり、あと1畝となりました。

この日は、あいにくの雨

わざわざ師匠に足を運んでいただくのも忍びないので、「ちゃちゃっと適当に収穫だけしておきます」と伝えたのですが、師匠、わざわざお出ましくださいました。

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収穫にあたっては、師匠直々に傘をさして、収穫する私の雨よけをしていただきまして・・・師匠、恐縮です。

で、ズッキーニです。

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一時期のお化けみたいに大きいのはなくなってきました。そろそろズッキーニもおしまいかな。

ナスはたくさんなってました。

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ピーマンもすごい量。

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前回の農園訪問から一週間。

毎日少しずつ獲れればいいのでしょうが、どうしても一週間ごとなので、一回でものすごい量が獲れてしまう感じです。

そして、唐辛子

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師匠曰く、これはまだ放っておいていいようです。
もう獲ってもよさそうなものだけど・・・
でもま、師匠がそうおっしゃるのなら、そうなのでしょう。

で、前回、全滅してしまっていたキュウリ畑

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もう絶対にならないと思っていたのですが、いくつかなっていたキュウリもありました。

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光合成できている気がしないけど、頑張って成長したんだなぁ・・・。

ということで、今回の収穫はこちら。

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すんばらしいっ!

一応、次回も収穫はあると思いますが、
こちらの農園では、今シーズンはあと数えるほどになりそうです。


ということで、次に向けて動き出しました

ここでは10坪だけ土地をお借りし、師匠の手ほどきを受けながら、農業体験をさせていただきました。

しかし、これからの時代を迎えるにあたっては、もっともっと規模を広げてなくてはいけません。少なくとも数人は食べていけるような体制を整えていきたいと思っています。

ということで、ちょっと場所を変えて、新たに本格始動の準備を進めることにしました。

結局、本格的に農業をするには、以下の問題があります。

1.農地がない
2.
(農業機械など)道具がない
3.知識がない

ただ正直、1と2は何とかしようと思えば、どうとでもなります。一番の問題は「3.知識がない」という部分。

農地があってもどうしたらいいか分からない、道具があってもどう使っていいか分からない・・・となってしまうのが、一番困るのです。

で、今回、そんな相談をするために、師匠の農場での作業後、とある団体の方とアポを取って、お話を伺ってきました。詳しいことは何も分からず、HPをみて電話をしてフラッと・・・。

そしたら、そんな大変な「1~3」をセットでサポートしてくれる団体の代表の方に出会うことができました。「1~3」をサポートしていただけるのであれば、何とかスタートは切れそうですっ!

こちらの団体では、田んぼ(お米)と畑の両方をやっているとのこと。田んぼは畑よりも難しいようですが、せっかくなので私としては両方やりたい・・・。

お米と野菜がとれる状態になっていれば、とりあえず暮らせそうだもんね?

素人のくせに生意気ですが、とにかく全部やりたい!とお伝えしました。そしたら、それもサポートしてくれるって・・・すごい。

例えば田んぼだったら、トラクター、田植え機、バインダー(稲刈り機)、ハーベスター(脱穀機)など、人付きでお貸しいただけるので、その場で使い方も教えてもらえるそうです。「必要になれば買ってもいいけど、まずは様子をみながらでいいでしょう?」と言われました。

はいっ!まさにそんな感じです。この方、メチャメチャ話が通じる

なので、田んぼについては、気張って何か機材を揃えるとかではなく、いろいろと機材をレンタルしながら、様子をみていく感じになりそうです。今シーズンは、ちょくちょくお邪魔をして、お手伝いをしながら、可能な範囲で機械のメンテナンスなども勉強させていただき・・・みたいな感じです。

ただし、については、早速、少し具体的に考えていきましょうとのこと。以下、お伺いした話をまとめておきます。

1.耕運機

畑を耕すためのもの。燃料は軽油。農家を辞める方のものを中古で買うなどしてもよい。大規模にやる場合、トラクターを買ってもいい。

ただし、トラクターを購入する場合、田んぼでも使うことを想定するなら、馬力を考慮する必要がある(田んぼで使うトラクターは、ある程度の馬力がないといけない)。

2.草刈り機

動力が、電気か燃料かでタイプが分かれる。まずは電動(バッテリー駆動)がおススメ。電動機は燃料機よりも、多少パワーが落ちると思うが、メンテナンスが楽

燃料機は、燃料をガソリンと2サイクルエンジンオイルを混ぜて作る必要がある(私、この時点でできる気がしない)。またその他、エンジンのメンテやトラブルに対応する必要もあるので、多少、慣れてからの検討がよさそう。

また草刈り機の「刈る部分」が、「」のタイプと「ひも」のタイプがあるとのこと。当然のことながら、「刃」の方がよく切れる。運動神経に自信がなくて怖い、とかでなければ「刃」でいいのではないかとのアドバイス。

3.軽トラ

モノを運ぶには、やはり軽トラがあった方がいい。運搬するものは、大抵、土がついている。いちいち、運搬するときにシートを敷いたり、剝がしたりも面倒。一台あると便利

4.その他農機具

カマ、クワあたりは適宜購入。何がいいというのはなくて、個人の使い方による。いろいろと買ってみるといい。

畝たて機やマルチャー(マルチを張る機械)などは、様子をみながら検討。例えば、マルチャーなどは、マルチを張る畝の高さに応じて、機種が変わったりする。自分が作りたい野菜の畝がどれくらいの高さなのかなど、はっきりしてから購入する方がよい。

またマルチは、廃棄するときに環境汚染が問題といった理由で、やや高価(一般のものの5~6倍)な「土に帰る」ようなタイプもある。どういうものが自分に合っているか、ホームセンターでみてみるといい。

5.農業機械の保管方法

農業機械を購入したら、基本的には屋根付き・コンクリートにすのこを置いて、その上に保管するようなかたちがいい。土の上だと、錆びが進んだりするので極力やめた方がいい。

6.「F1種」と「固定種」

今、流通している種のほとんどが「F1種」といった一代限りの収穫ができるような種。一方で、こちらの団体は、「固定種」を中心に使っている。

「固定種」は、作物から種を取り、代々、そこから収穫も可能。その土地や風土にあわせた作物を育てることができるというメリットがある。ただし、「F1種」に比べて、実る作物が小さめだったりすることもあるので、臨機応変に「F1種」の苗を買ってきたりすることもある。

7.ビニールハウス

畑に植える前に、ある程度のところまで苗を育てるということであれば、ビニールハウスを建てる。ビニールハウスが必要であれば、業者を紹介する(組み立ては基本自分でやる。できなければ、お願いすることもできる)。ビニールハウスは苗を育てるだけでなく、ビニールハウス内で収穫までする野菜(トマト等)もある。

以上が、ド素人の私が、農業を始めるにあたって、考えること・準備することとしてお伺いした話のポイントです。

団体の代表の方に、「何目指します?」と聞かれた私は、「自分たちが食べて暮らす以上のもの」と答えたので、それって普通に農家ですよね?ということになりました。

はい、まぁそれで間違いないので、それでいく覚悟で話が進み始めました。

来季、まずは少なくとも1反は借りて、始めることになりそうです。

その日の面談で「1反ってどれくらいの広さです?」なんて聞いているようなお馬鹿ですが、もう止まりません。やっちゃりますっ!


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