見出し画像

生産性を最大化するためにキャディにとってベストな働き方とは?-ハイブリッドワークへの移行-

キャディで6月から総務を始めた北野原です(5月までは採用やっておりました)今回は総務という視点からnoteを書いてみます。宜しければ他の部門のnoteも是非ご覧ください!


はじめに

先日、キャディは総額118億円のシリーズC資金調達を実施した旨を発表しました。

ほぼ時を同じくして「週1日の出社推奨」という働き方を「週2日の出社必須」という働き方に変えることにしました。(スタートアップらしく?準備期間1か月くらいで結構バタバタでした)
働き方は企業ごとに色んな考え方がありますが、「キャディにとって最も生産性を高められる=調達した資金の価値を最も高められる働き方」を考えたときに、出社頻度を高めるという決断をすることにしました。
今回は、我々はなぜ出社を必要としたのか・実際にやってみてどうだったのか・今後どうしていきたいかみたいなことを書かせて頂きます。

なぜ”今”出社なのか

新型コロナウイルス感染症の5類移行をきっかけに”出社”のあり方について多くの情報を目にするようになりました。

当たり前ですが一律の正解は無いと思っていて、企業の業態・事業フェーズ・事業課題等によって「出社」と「リモート」をどう組み合わせるかの問題だと思っています。
キャディでは「製造業界である(実物のモノを扱っている)」「シリーズCのチャレンジフェーズである」「世の中の誰も成功していない難易度の高い課題ばかり」「事業成長には圧倒的にスピードが大事」という状況です。
この段階では「出社」がもたらす効果が「リモート」の利便性よりも優先されると判断しました。
※なお、現時点でITエンジニアは本施策の対象外としております

出社で実現したかったこと

今のキャディにおいて出社によって生み出したかった価値は以下の3点でした。

①ボンディング強化およびその帰結としてのエンゲージメントの向上

組織の急速な拡大(1年で2倍超)によって「全社一丸=お互いに顔見知り」という状況ではなくなっている組織の再強化

②従業員育成の強化

入社1年未満の社員が半数を占めている、また新卒/第二新卒の増加に伴う従業員育成の強化
組織拡大によるミドルマネジメント層の育成急務

③業務効率の強化

オンラインでやった方が良いもの(個人作業など)とオフラインでやった方が良いもの(ディスカッション、チーミング)を明確にして組織の生産性を高める

オフィス環境の整備

もちろんお金をかければいくらでも良く出来るものですが、今の我々はUS事業やCADDi DRAWER事業という新規チャレンジに対して全力で事業投資をするフェーズです。そのためオフィスは最小コストで最大効果を出すことが求められます。
生産性を高めるために「必要な座席を確保すること」「業務相談が出来るスペースの確保」「雑談が生まれるスペースの新設」あたりを重要課題としてDIYで作っています。まだまだ改善余地しかないのでROIが合う良いアイデアが出てくれば取り入れている状況です。
久々に全力で肉体労働をして良い汗をかきました!

やってみた感想

当初の目的はもちろんですが、1か月で特に効果を実感しているポイントが2つありました。

従業員育成

これは間違いなく出社(対面)が有効だと再認識させられました。人や業界によるとは思いつつ、誤解を恐れずに言うと社会人をオンラインでしか経験していない人は本当に成長スピードが遅いと感じました。本人の問題では無く明らかに環境の問題です。都度のFB、アウトプットのすり合わせ、ロールプレイ、何でも質問できる心理的安全性構築、求めるスピード感…目の前にいると一気に成長させることが出来る人たちばかりです。

業務スピード

やはり我々のようなスタートアップではスピードがとにかく大切です。その場で聞けることはもちろん、細かなニュアンスのGAPによる手戻りは急激に減ってきています。
以下は代表の加藤が我々に求めていることです。

「2 weeks to 2 days」
Tasks you think will take 2 weeks can be done within 2 days
Once a plan is set, get the job done with relentless intensity

これからのキャディの働き方

働き方は事業や組織状況によって変化すべきと思っているので、正直に半年後のキャディがどんな働き方を選択しているのかは分かりません。出社比率が高まっているかもしれませんし、フルリモートになっているかもしれません。
我々がやっていくことは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」ことであり、それを実現するために従業員のポテンシャルを解放し、圧倒的なスピードと生産性で事業を創り上げていくことです。
とてつもなく難しいことですし、楽なことは有りません。ただ、だからこそ自分自身のポテンシャルを解放したい人にとっては、これ以上のチャレンジングな環境は無いと思っております。ご興味あれば是非以下もご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?