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よもぎのたからもの

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ぼくをかたちづくる、スキあふれちゃうnoteをあつめました。人の宝箱はかんたんに見ちゃいけません。
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#日常

心の充電が こまめに出来ないのであれば、自分の好きなものを一つでいいから持っていたい。

最近、スマホの調子がわるい。 わたしは自分に必要なもの、そこまでではないものの線引きがとても苦手だ。 今の時代、スマホを持っていない人は殆どいなくなった。それはつまりスマホが必要になったからなのだろうか。職場では当然のようにスマホを持っている前提で話が進められる。それに誰も首を傾げることはない。自然、自然だ。 ただ、最近わたしのスマホの調子がわるい。 というより、ずっとわるい。 ここ日本で暮らしている人の標準は知らないし、知ろうともしたことがないのだけれど、おおよそ殆

偏見がなくなればいいとは思わない。結局決めているのは"心の態度"だけだもの。

息を吐き出した。 こんなに白い空気は久しぶり。 冬の天が花曇りしている。 季節が捻れる、吹きこぼれるような喜びをいつから感じていないだろう。親からもらった身体に穴を開けて、わたしは心の穴に色を塗っている。そうやって前を見ている。些細だ、繊細だ。細い糸で立っている、わたしたちは想像で言葉を操っているのか。 早く、自分になりたい。 青く、透明だった肌で生きた瞬間はいつだったのか。今もそうと、胸を張って言えるだろうか。人は自分の世界で物語を創っている。あなたの細かい人生なんて知る

「普通」の人生を「特別」に書いている

息抜きをしようと思った。 世の中が、楽をしようとしている。 頑張って報われる人生も、頑張らないで報われる人生も。手に入らなかった。「こうすれば簡単だよ」「こうすれば出来るよ」って。そんなこと、言われなくてもやっているよ。でもどうして。わたしの目の前がずっと暗い、それを認めたくなかった。 朝起きて、顔を洗う。 それだけのことで生きる気力がなくなる。 最近、自分が生まれ変わった時のことを考えるようになった。今よりももっといい生まれ、いい生活、いい交友関係。妄想は簡単だ。気持

お酒が好きとか美味しいごはんが好きというだけで人が集まり楽しくなれるのなら"言葉が好き"で人が集まり 艶やかになれてもいいでしょう

小腹が空く。 わたし、こんなはずじゃなかった。 楽しいことが嫌いなわけではない。 楽しいことが嫌いって勿体無いし。 でも人が集まっているところは怖い。 でもふたりきりの空間も怖くて狭い。 もっと言えば、目を見て話すという行為のせいで守れたはずの約束も守れなくなってしまった。 人は面白い話など出来ない。 お酒を飲み、美味しいごはんを食べていればいい。そうして笑顔になれるのだから。 お酒が嫌いで、美味しいごはんが嫌いな人なんていない。でもそれって本当?楽しそうな目をしている彼

自分との小さな約束をなかなか守れない

もう泣かないと決めた瞬間がある。 甘えてはいけない。変わらなくてはいけない。強くならなければいけない。自分でもう決めたのだから。繰り返すのは嫌だから。幸せになりたいと誰よりもわたしが望んでいたのだから。 ただ、そんなものはいつの間にか簡単に覆ってしまった。 「一生のお願いだから」と縋り付く子どものように、わたしの言葉には責任がなかった。 ずっとわたしは何となく生きている。同じ失敗を何度もしてしまうあたり、わたしは学習能力が圧倒的に欠けているようだった。 常にわたしは