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仕事と生きる

2023/01/31。僕は今勤めている会社のフルタイムインターンを終了した。会社に籍は残させてもらっているが、4月まで一旦休む。
会社の皆さんが送迎会をしてくださり、改めて本当にすごい会社でインターンしたんだなと思ったし、そこで約11ヶ月フルタイムで働き東京で「生き抜いた」自分を褒めたいなと思っている。
今回は長くなるけれども、これから就職する人、就職活動をする人、院進学か就職か迷ってる人、大学生活をどう送ろうか迷ってる人へ僕が感じた【仕事をする】ということについて書きたいなと思う。

僕の勤めた会社は、東京のど真ん中にある、ロボットを作るベンチャーだ。開発、設計、組み立て、納品まで全て自分たちでやる。社員は20人いない。でも、とんでもないロボットを作る。勤めている人間全てが何かの分野のプロフェッショナルで、尊敬できる人ばかり。そんな人たちが作るロボットが大好きで、その一部ではあるが商品を作ったり設計したり、研究のようなことをして少しでも貢献できたことは僕の一生の財産になると思う。
仕事を始めた最初の1ヶ月はすごくしんどかった。わからないことだらけ、周りはプロでこんなところで一緒に仕事してもいいのかと思った。迷惑かけるし自分の不甲斐なさは感じるしシンプルにしんどかった。
でも喰らい付いた。一日中学んだ。タスクをこなしながら情報を入れ込み、空き時間には勉強した。誰よりも早く来て誰よりも遅くまでオフィスにいて仕事したし、勉強した。
そうするうちにだんだんできるようになった。仕事もできるし、会話も成り立つし、何より楽しかった。夢中だった。
そんな感じで、東京に慣れた夏前から徐々に生活も楽しみながら、今日仕事がない平日を久しぶりに迎えた。

このやりきった感と共に勢い任せで学んだことや僕が考えることを2回に分けて書こうかなと思う。
今回は「仕事をする上で大事なこと」
そして、次回は「学生のうちに仕事して思うこと」



仕事をする上で大事なこと

仕事をする上で大事なことは3つ
・勉強する
・俯瞰力
・全力を注ぐ


勉強する

とにかくインプット。持っている情報が少ないとまず仕事どころではない。インプットない人間が出すアウトプットなんて価値はない。そう痛感させられた仕事を始めた当初。
とにかく学ぶ。本を読む。わからないことはわかる人に聞く。質問する。調べる。計算してみる。使ってみる。
自分で効率のいい勉強の仕方をいち早く確立する。

そういった意味では、「学問を極めること」こそ最大のスキル取得と言える。
別に学問ができれば世の中余裕で通用するなと思った。
これまで先人が見つけてきたことを吸収する。
それを新たな発見に繋げる。新たなものを生み出す力に変える。

学べ。学ぶことをやめたときに人の人生は止まる。
人生を勝手に止めるな。
知らないことを恥と思うな。
知らないことがあって当然だ。
知らないことがあるから生きるのは楽しいのだ。
自分だけの学びから自分だけの武器を作れ。
知識はあなたを守る。唯一無二の武器を持て。
プロフェッショナルとしての道を歩め。

俯瞰力

仕事をする上でただやるだけでは意味はない。
それはただの労働である。
仕事はあらゆることを俯瞰する力が重要なのではと僕は思っている。

仕事をする上で常に意識すること、何を求められているのかであると思う。
スピード感なのか、正確性なのか。
形にすることなのか、情報を求められているのか。
この仕事は何のためにしていて、どういうポイントが重要なのか。

そしてそれらを抑えるために俯瞰する力が必要なのだ。
プロジェクトの全体像を把握しておく。
組織として目指している場所を把握する。
個人として見つけるべき力とその仕事をやりきった先の姿の想像。
全体像と未来像を描くことで仕事といううものは進むのだなと思った。

そして、全体像や未来像を想像する前提条件として、知識、経験が必要なのだ。
想像力が豊かであることの前提は知識、経験が豊富であることに起因している。
目の前のことに集中するのはもちろんだが、常に大きく見る俯瞰力が仕事において重要である。

全力を注ぐ

当たり前なようでなかなかできないこと。「全力を出す」
CTOがよく言ってくれた。
「すべて全力でやれ。仕事も遊びも勉強も。20代は全力で全部やって全部取りにいけ。」

当たり前だが時間をかけることは正義だ。
人が8時間しか仕事をしなくて、自分が12時間仕事をすれば単純に1.5倍の価値を生み出せる。
その積み重ねで人は進化していく。他人よりもすべて全力でやる。

僕はそのために必要な条件はシンプルに体力だと思う。
そして、体力にも2種類あって、「思考する体力」「身体を動かす体力」である。
思考する体力がある人間は常に考えることができる。考えた分だけいいアウトプットは出るし、スポンジのように頭を常に動かすにはそれなりの訓練が必要だと思う。
身体を動かす体力は、元気かどうか。病気をしないで、仕事を続けるコンディションを維持できるか。
この二つの体力がなければ、結果を出し続けることはできないし、いざというう時に無理が効かない人間になってしまう。

全力で応え続けよう。そしたらそのうち周りは認めてくれる。
自分に妥協しないで常に未来を見据えて全力で。
体力をフルに使う能力は才能であり、人生の中で限りある期間だ。

プロフェッショナルとして

僕が行った会社の人は本当に全員がプロフェッショナルだった。
自分の仕事に誇りと責任を持っていたし、一緒に仕事をしている仲間には常に敬意があった。
1人では何も作れないことを全員がわかっていた。でも、自分の任されたこと妥協せずにやりきる。
そこにはかっこよさがあった。

そして何よりもビジョンが明確にあった。
全員がそのビジョンを見据えて、そこに全力でぶつかっていく。
プロたちがそこまで泥臭くやって、初めて素晴らしいものが生まれるのだ。
逆に言えばそこまでやらなければならないのだ。
そこまでやらなければ、本物の価値は生み出せない

背中で語ってくれた先輩エンジニアたちは偉大でした。
僕もいつか同じレベルでやれるように精進します。
ありがとうございました。
仕事と生きる。東京でエンジニアとして生き抜いた経験は最高の経験であり、これからも僕が進化できる由縁になりそうです。

最後に僕が務めた会社に相応しい言葉を添えて締めたいと思います。

Great products only come from passionate people.
偉大な製品は、情熱的な人々からしか生まれない。

Steve Jobs

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