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[#46] イギリスの家庭料理写真集 思い出添え

私がイギリス留学をしていた時、ホストマザー(以下おばあ)が作ってくれたディナーたちを紹介します。

2022年4月11日

ラザニアと焼き野菜オリーブオイル和え。

渡英してホームステイ先についた初日のディナー。
イギリスのディナーってやっぱり洋食なんだなあ(当たり前)、ラザニアを日常的に家で食べるんだなあ、と感慨深かった記憶があります。
翌日、ゴミ箱の中にTESCOの冷凍食品のラザニアの空き箱を発見し、なるほどな、と何に納得したかわからないけどなんか安心しました。


2022年4月15日

ジャケットポテトwithベイクドビーンズ&チーズとカリフラワーサラダとコールスロー。

芋と豆、これぞ想像するイギリス料理の姿ではないか!と、ある種の感動を覚えました。しかし最初は感動を覚えこそすれ、味は単調なのに芋が手のひらサイズくらいあるので、4口目くらいで飽きました。
コールスローは馴染みのある味で美味しかったです。かんぴょうみたいな歯応えの野菜のコールスローでしたが、あれはなんだったんだろう。


2022年4月18日

ハムとポテトサラダと野菜サラダとちょびっとペンネ。

ポテトが主食のイギリスでは、ワンプレート上にポテトサラダとサラダが共存できるようです。
斬新だったのは、ポテトサラダの味付けにミントソースが加えられていて、強烈なミント味がしたこと。
おばあは、ガーデンで家庭菜園をするくらい野菜好きでしょっちゅうサラダが出てきました。私も野菜が好きなのでそこはとても良かったです。

左上で見切れているのはケーキ。おばあはお菓子作りも大好きで、毎食後に必ずケーキやアイスなどのデザートを出してくれました。
私は甘党ではないのですが、断るのも気が引けるなあ、という思いで断らずに毎回食べました。(味は美味しい。けど量が重い。)

主張できない遠慮しがちな日本人っぽいムーブに思われるかもしれませんが、同居人の韓国人、ブラジル人、イタリア人、台湾人のみんなも断りづらいからという理由でお腹いっぱいなのに食べてました。


2022年4月24日

丸ごとローストポテトとレバーのネギ野菜炒めと蒸し野菜。

コロコロしたポテト(ナイフから逃げるので食べるのに苦戦しました。)と、ネギ leekとズッキーニ courgette(アメリカ英語はzucchiniですが、イギリス英語はクァゥジェト的な呼び方)と一緒に炒めたれた肉野菜炒め。
味付けは若干アジアンチックで、お肉はレバーでした。レバーが好き嫌いの分かれる食材なのは世界共通なのか、同居人のブラジル人の子は私これ苦手〜と言ってました。


2022年4月25日

ハムチーズサンドウィッチとポテトサラダとビーツのサラダ。

毎週日曜日の夜はおばあは友達とクラブに踊りに行くので、ディナーは冷たくても食べられるものを用意されることが多かったです。
サンドウィッチのパンは日本のもっちり食感のパンとは程遠いパサパサしたパンで、チーズもボロボロ崩れ落ちるやつです。
ポテトサラダの上にかかっている赤いのはパプリカパウダーで、味はほとんどなく色付けでかけてあります。
サラダの上部に乗っている紫の野菜はビーツ beetといって、日本の食卓にはあまり馴染みがありませんが、ロシア料理のボルシチの色付けにも使われる栄養たっぷりの野菜です。茹でるとカブみたいな食感になります。


2022年4月27日

ローストポテトとローストポークと蒸し野菜。

蒸しポークステーキと蒸し野菜たちには味付けされていないので、おばあが隣近所の家からもらってきたアップルソースをかけていただきました。
おばあは隣近所と各々が家庭菜園で育てた野菜の物々交換をよくしていて、おばあはいんげん豆みたいな豆類などを提供する代わりに、アップルやベリー類をよくもらってきて食材にしていました。その度に「このアップルはタダよ」「このベリージャムはもらいもので作ったのよ」なんてことを言っていました。
下のかぼちゃ色の野菜は、バターナッツスクワッシュ butternut squashというかぼちゃの品種の一つです。日本で食べるかぼちゃよりサクサクしています。

なお、おばあによると「ローストポークは果実のソースと相性がいい」とのことで、肉の種類によってソースを使い分けていました。
牛肉はグレイビー、ラムはミントソース(ラム好きだけどミントは苦手だった)だったかな。

ではまた。

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