2021年11月7日に記しておきたいこと

※2023年10/28(土)
ずっと下書きだったこのnote。自分のために書いたのですが、誰かのために読まれたがっているものに変わったのかな、と感じるタイミングが今日だったので公開に変更します。誰かの何かに必要な深さと質感で届きますように。

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この内容は2021年11/7(日)に残しているnoteです。5年間半勤めたリクルートの退職を決断しようとしています。もともとは6月上旬に立ち現れた「幸せになりたい」という願いに気づいてしまってから5か月経って、今ようやく、恐らく本当にようやく決断ができるのではないか、という気持ちです。

今まで期待に応えることに精いっぱい力を割いてきた自分へ。とても頑張ってきたね。6月には、1度手放すことを決めた期待に応える生き方も、いざ手放すとなると何度も躊躇したのは、怖さや不安があったから。これから自分の願いに沿って生きるということを自分に許したときに、「自分にできることは本当にあるだろうか」「自分は頑張れるんだろうか」と揺れ動いた。上司にも親にも「もったいない」と言われて、それを、自分の選択を阻害する言葉のように反応していたけど、本当は「止(と)めてほしい」と思っていたのかもしれないと今は思います。そして、一度はやめることを引き延ばした。

でも、その躊躇いが生んだ引き延ばし期間で改めて「感じるには逆らえない」を体感したのが今の自分なんだと思う。僕は今何を感じているのか。将来の自分へ。これからたくさんのことを感じて、それを受け容れながら生きていってほしいです。だから、今日の僕は何を感じているのかをできる限りの言葉で残しておきたいと思います。

自分が決めなければいけない。今までのような、”恐怖と共にある言葉”ではなく、静かに僕の意識として表れている。僕はリクルートを退職する。明日はお世話なった上司に、合理的にはまだ残る理由はたくさんあるけれど、それでも僕の今の心が向く方向に沿うのであれば、「やはり残るという道はない。このタイミングで退職を決意したい。」と伝える。たくさんの判断材料を、自分のことを心配する自分から、親から、友人から、上司・同僚から受け取った。けれど決めるのは自分、決めたのは自分。この決断を自分で背負って生きていこう。

自分を生かして働きたい。期待に応えることがいつの間にか上手にできるようになっていた。小学生のころからのような気がする。そういうところは器用だったと思う。人の目線にとても敏感になれる。人・システムに合わせて自分の形を最適化させていく。自分の形を変えていって。ずっと生きづらさはあったのかもしれない。今の会社に感じていることではなく、自分の生き方の選択が生じさせていた生きづらさを解消していきたい。自分を生かして働きたい。僕にも好きなことはあると思う。誰かの何かのためになることをちゃんと見つけて、社会に貢献することがこれからできるような気がする。ぜひ、頑張ってください。自分が見たい世界を作るように自分の命を使えますように。自分が大切だと思う人に心と時間を割いて、自分が幸せであり続けられますように。自分を勇気づけることで、ようやく他人を本当の意味で勇気づけられる。まずは自分を満たすことをどうか自分に許し続けられますように。

優しい、ということを大切にし続けられるように。ようやく人のことを気にする自分の性質を、自分を活かして社会で表現できるのではないでしょうか。お金がないことや、多いほうがかっこいいからといったことも考えたことがあるし、リクルートもかっこいいよな、と思って入ったような人目を気にした「あらら」の節もあったけど、僕のよいところは文字通り「人を憂う」ことにある気がします。これから生きる尺度を自分で作ることが、自分を生かして働くことになります。その際の尺度として、今の自分の財産、この性質が一つあってもいいのではないかな。大事にしてもいいと思う。キャリアを考えるときの参考にしてください。

今までの自分へ。たくさん学び、誠実に積み上げて、着実に成果を出していくまじめな人でしたね。周囲にも頼られ、時には心配もされ、もっと「頼ってよ」と思われながらもみんなに愛してもらってリーダーをやれたり、チームとして過ごしたりしてきました。時には自分を犠牲にしてもチームを引っ張っていく。そこはこれからも大切にしていきたいです。これからの自分を見守っていてくれますように。

これからの自分へ。これからは自分の見たい世界を創る立場として今までの自分が培ってきた資産を活用し、自分を満たしながら真剣に生きることを願っています。30歳に差し掛かりますが、どうか心身健康で、大切なものを大切と言えますよう、大切なものを大切にできますよう。きっと大丈夫です。100%あなたを信頼しています。頑張ってね。

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