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ヨガの練習をしている時間以外の時間について考える(食事と睡眠)

毎日の生活にヨガを取り入れるようになって、ヨガの練習をしている時間以外の過ごし方の方が実は大切なのではないかと思い始めている。

もちろん、ヨガの練習(アーサナやプラーナヤーマ、メディテーション等)をすることはとても大切なことと理解しているが、練習は最大でも3~4時間ほどということから、練習していない時間の方が圧倒的に長いのは明白である。
その時間もすべてヨガにつながっているような気がして、大切にしたいと思う心境の変化が訪れた。

ヨガの練習以外の時間に行っていることは山ほどある。食事、運動、睡眠、仕事、家事(掃除、洗濯、炊事)をベースとして、ほかにも勉強や読書、ぼーっと家族とウィンドウショッピングやネットサーフィンに興じることだってある。
これらの行いによって私というものができている、つまりこれらの行いが自分の身体や脳、心までも構成していて、その状態がヨガの練習にダイレクトに反映されているということを如実に感じるようになったのだ。

特に、食事と睡眠は顕著である。

満腹になるまで食事をすると胃が重くなり、げっぷががこみあげてくる。練習で動いていると気持ち悪くなったり、夜はなかなか寝付けなかったりと最悪である。また、お酒を飲んだ次の日の身体や頭は1日中ぼーっとし、ずっしりと鉛のように重たくなる。練習をするどころではなくなってしまう。
このようなことを避けるため、できるだけ自宅で食事をするようにし、いつ何をどれぐらい口にするかを完全にコントロールするようになった。

睡眠は7時間以下だと、日中寝てしまったり、練習でのパフォーマンスが悪くなるなどの支障が起きる。
7時間以上眠るために、日中のスケジュールは睡眠からの逆算方式で組み立てる。6時30分ごろ起床するためには23時ごろに就寝する必要があるといった具合に、先に睡眠時間枠を確保したうえで、練習をする時間や食事する時間、家事をする時間、お風呂に入る時間などをポツポツと決めていく。
それぞれのタスクはまるでパズルのピースのようで、コツをつかめばメモに書いたりしなくても頭の中だけでピースを自由自在にコントロールできるようになる。(これが結構楽しい。)

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食事と睡眠を自分のコントロール下におくと、結局は「規則正しい」生活をするようになった。小学校のとき、夏休みに入る前には決まって学校の先生から「規則正しい生活をしなさい」と口酸っぱく言われていたが、大人なって思う規則正しい生活とは、自分立てた計画に沿った生活ということであるから、その計画に合わないものを排除することでもあるというのが私の考えだ。

外食やお酒を飲む機会を減らすために、交友関係を狭めた。
そっけないヤツと思われているかもしれないが、そう思わせておく。人と食事することがあったとしても、そっけないのはなぜかということを話しても相手に引かれるだけだと思い、話してはいない。
食事する時間が安定すれば、就寝時間も安定する。睡眠時間は安定の7時間以上、確保できている。

このような生活になって寂しくないのかと思われるかもしれないが、私は主人と家族とヨガと少しの仕事があればそれだけで十分幸せだと思っている。

ヨガを始めるまでは、今からしてみれば、色々なものを背負って、抱えて、苦しんだこともあったけど、今の私にはもう不要だ。

なるべくシンプルに、自分が大切にしたいものを大切にして、ヨガができればそれだけで十分幸せである。