磯崎佐智子(Sachiko Isozaki)

寝ても覚めてもヨガのことばかり考えている人。 https://isozaki-yoga.com/

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最近の記事

ヨガ教室を始めて、気付けば2年という月日が経っていた

「あれ!そういえば、明日で丸2年だ。」 そんなことに気付いたのは、前日の11月5日だった。 数か月前から「とある日」を心の片隅で意識して、ちょっぴり期待をして、ひそかに待ちわびていたのだけれど、忘れていたまではいかないが日々色んなことを考えながら生きるようになってそちらに意識を向けていたら、ふと気付けば前日になっていた。 2024年11月6日で当ヨガ教室を始めて丸2年が経過した。 あっという間の2年間だった。 それまではスタジオ所属型のインストラクターだったのだが、独立

    • ヨガでリラックスするとは?

      ヨガのアーサナを通じて身体を動かす習慣が身につくと、次第に「色々なことに気付く」ことがあるかもしれない。自分の身体の力みや緊張、呼吸の乱れや停止、またときとして心のざわめきなどが挙げられるだろう。 これらに気付くことはいいことだ。ヨガは気付きの連続である。 だから、もし何かに気付いたら、アーサナ「中」は最小限の力だけでアーサナを保持し、あとはできる限りリラックスしてみてほしい。 リラックスするためにはコツが要る。 アーサナに入る「前」に、筋力を発揮しながら5分でも10分でも

      • 継続における3の法則

        継続における「3の法則」というものがある。 3日間続けば「継続力」がついてくる 3週間続けば「習慣」になってくる 3か月間続けば「結果」が出てくる という「3」にまつわる法則である。 レッスンに来てくださる方々の参加履歴や、当ヨガ教室に初めてお越しいただいた日からの経過日数を拝見すると、不思議となぜかこの「3の法則」がほぼ当てはまっているので、驚きとともにほおほおふむふむと関心をしている。 特に、3ヶ月以上続いた方には「何かしらの目に見える良い結果」が起きているから

        • ヨガを続けるために必要なこと

          主宰するヨガ教室を始めてから、おかげさまでもうすぐ2年を迎える。 思い返せば、今まで試行錯誤を繰り返しながら無我夢中で走り続けてきたのだが、ずっとこの教室を開き続けることができたのは、やはりどう考えてもレッスンにご参加いただく皆さんのおかげなのである。 試行錯誤も、無我夢中も、皆さんがいなければ、私は絶対にすることができないのだから――。 本当にありがたいことで、この記事を認めながら一人感傷に耽っている。 教室を始めて1年半が経った頃、つまりこの2024年7月、リニューア

          シンプルなヨガのすゝめ。

          私のヨガは日常生活の中にある。日常生活のほんの一部にヨガがある。 ヨガだけが別物になったり主体となったりするのではなく、日常生活と同一線上にヨガがある。 私も皆さんと一緒で、炊事や洗濯、掃除などをしながら毎日を生きているし、気分が良い日もあれば悪い日もあり、体調が良い日もあれば悪い日もあり、そうやって穏やかな日、晴れている日、曇っている日、雨が降ったり風が強く吹いて荒れている日(笑)を同じように過ごしている。 ただ私の場合、ヨガに費やす時間が人よりも少し長いのだと思う。いつも

          シンプルなヨガのすゝめ。

          ヨガにおける「プルプル」との向き合い方

          今回の記事では、「プルプル」について考えてみたい。 ヨガのアーサナ中、身体が小刻みにプルプルと震えたり、その震えが止まらなくてどうしようと思った経験が誰にでも一度はあると思う。 私もずっと長い間(今もなお?)このプルプル問題に向き合い続け、考え続けている一人である。 どうにかこうにかこのプルプルに対処したいと思うし、できれば震えないようにしたいのだけれど、震えはただ座っているだけでも起きるし、座ってさらに目を閉じたりなぞすれば身体のみならずまぶたの奥で眼球(目玉)なんかもプ

          ヨガにおける「プルプル」との向き合い方

          私たちはなぜ、わざわざスタジオに行き、対面レッスンに参加するのか?

          主宰するヨガ教室を始めてから、約1年半が経った。 レッスンにご参加いただく皆さんには感謝の気持ちでいっぱいで、今この記事を書きながらその気持ちで溢れかえりそうになってもいる。 当ヨガ教室は月謝制ではなく都度払い制で運営しているので、皆さんご自分のペースでクラスに通ってくださっている。 週に1度、月に2回、来れる時に集中して来るなど、十人十色、人それぞれのぺースがある。 もちろん、ヨガを定期的にコンスタントに練習をすれば、ヨガのもつ効果や恩恵を大いに受けることができることは百

          私たちはなぜ、わざわざスタジオに行き、対面レッスンに参加するのか?

          1日を寝ることから始める

          1日の過ごし方を考える際、朝起きた時点を起点とするものが一般的だと思うのだけれど、私は夜寝た時点を起点としている。 そう、今回のタイトルの通り「1日を寝ることから始める」のだ。 人間にとっての睡眠をスマホの充電と同じと考え、自分がフル充電される最適な睡眠時間をまず確保する。否、死守といっても過言ではない。 フル充電されていない状態なのに、どうして日中の仕事や家事を頑張れる?(いや、頑張れない)、最近はそう考えるようになった ちなみに、フル充電される最適な睡眠時間は目覚ま

          1日を寝ることから始める

          人はなぜ桜に魅了されるのか

          公園でもりもりと咲いていた桜。 家の近所の公園に咲くこの桜は、私の背の高さ(164)まで木から桜の花が垂れ下がり眼前で見ることができるので、桜の名所やお花見スポットで有名な上野公園や新宿御苑、千鳥ヶ淵など都内に遠出をしなくても十分楽しめる。 私は毎年この公園で、飲食もせず、まじまじと桜を見ている。これが本当の花見である(笑)。 薄ピンク色のまるっとした花びらに、その中心にちょびちょびと生えるめしべとおしべがとても可愛らしい。 そんな可愛らしい花びらが、ふわふわ、ひらりひら

          人はなぜ桜に魅了されるのか

          ヨガは自分を信じる練習である

          最近、ヨガは「自分を信じる練習」であると思うようになった。 「本格的にヨガを学ぼう!」と決意をしてから気付けば早数年が経った今、私がヨガを始めたきっかけでもあった「疲れ切った身体を何とかしよう」という藁にもすがる思いや、身体を柔らかくしたい、痩せたいなどの願い、いかに美しいアーサナを取るかという野望はもう霞んでしまい、最近は生意気ながら?達観視ともいうような視点でヨガを捉えるようにもなった。 もはや肉体への意識は意識の片隅へと移動し(無くなったわけではない)、肉体の内側にあ

          ヨガは自分を信じる練習である

          アーサナ中、何してる?

          アーサナ(ポーズ)をとっているとき、自分以外の何か・誰かを考えてしまう… そんなことはありませんか? クラスをリードする先生、 周囲で自分と一緒にアーサナをとる生徒、 鏡に映る自分の姿、 過去の出来事や誰かの言動、 遠い未来のこと…etc. レッスンが今まさに目の前で行われていて、先生のガイド通り身体を動かしアーサナに取り組む自分がいるのにもかかわらず、心が自分の身体から抜け出て自分の周りにあるコト・モノ・ヒト、遠い過去や未来に行ってしまう…実はヨガを始めて1~2年の頃

          アーサナ中、何してる?

          インドで見て聞いて体験してきたもの(スワミジの話編)

          今回は、ついに「インドで見て聞いて体験してきたもの」シリーズの最終回。スワミジの話編をお送りしていく。 インドに行って早4ヶ月。なんだか畏れ多くて、この話だけはnoteに認めることがずっとできずにいたのだが、今回の渡印の経験をようやっと咀嚼することまではできるようになったのではないかしら…?と思えるようになったので、ついに文字化してみる。 インドでは、毎日スワミジのお話をたっぷり聞くことができた。 ちなみに、「スワミジ」とはスワミとジという言葉で成り立っていて、スワミが

          インドで見て聞いて体験してきたもの(スワミジの話編)

          12月になると「光陰矢の如し」と思うのはなぜか

          「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」ということわざがあるように、時の流れは自分が思っている以上に速い。 1日、1週間、1ヶ月、1年・・・油断をしているとあっという間に過ぎてしまう。 特に、12月に入り「今年もあと〇〇日で終わりだ…」などと新年までのカウントダウンが始まると、さらに加速していく。 そして、厄介なのが、年齢を重ねれば重ねるごとにさらに加速に加速し、ちょっと前までお正月だったはずなのに、もうお正月がやって来たなどと時間の感じ方がちょっとおかしくなってくる(笑)。

          12月になると「光陰矢の如し」と思うのはなぜか

          インドで見て聞いて体験してきたもの(瞑想編)

          今回は、いよいよ「インドで見て聞いて体験してきたもの」シリーズの本題であるヨガの実践のうち「瞑想」にフォーカスして認めていく。 インドに行ったのは9月。ずっとこの記事を書きたかったのだけれど、2ヵ月もの間ずっと筆が進まずにいた。インドでのことを自分の「実」になるまで今の今までずっと咀嚼し続けていたのだが、なんだか飲み込むのに勇気が要って未だ咀嚼中…。もしかしたら、これからもずっとそれが続くのかもしれないし、飲み込むのにかなりの時間がかかるのかもしれないけれど、インドに行って

          インドで見て聞いて体験してきたもの(瞑想編)

          インドで見て聞いて体験してきたもの(食べもの編)

          今回は、以前投稿した「本当のヨガを探しに、聖地インドに行ってきた話」関連で、実際に私がインドで見て聞いて体験したもの(食べもの編)をお送りしていく。 インド旅を始める前から決めていたことがある。それは、「何が起きても、神様から与えられた試練として受け入れる」ということだ。 たとえインドでお腹を壊して寝込んでも、最悪命を落とすことになってもこれが私の試練、運命だったと思うよう覚悟を決めていた…! なぜなら、インドに旅立つ前、飲食に関して注意すべきこととして次のように聞いていた

          インドで見て聞いて体験してきたもの(食べもの編)

          1周年のご挨拶と御礼

          2022年11月6日日曜日、磯崎ヨガ研究所は第1回目となるあさヨガのレッスンを行いました。 それから毎週日曜日はあさヨガを定期開催し続け、明日(厳密には今日)でついに1年が経ちます。 お客様がお一人のこともあったけれど、実は予約が0だった日は一度もなく、毎週ずっと続けてくることができました。 一度だけ私の都合で休講してしまったことがあったり、レッスンで至らない点も多々あったかもしれませんが、1年間ずっとあさヨガを続けることができたのは、レッスンにご参加くださった皆様のお