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ヨガによる食事の変化

「ヨガを続けていくと、いつかお肉を欲しなくなる」とはよく聞いていたのだが、信じていなかった。

ささみや鶏むね肉などのたんぱくなお肉は好きなので食べたいし、主人がお肉大好きマンなので料理をするし、生きていくうえでお肉を避けて通れないイベントだってある。

そしてなにより、筋肉の原料になるお肉を食べないことはありえないと思っていた。

しかし、最近はその噂通り、お肉に対する欲望が以前に比べて薄くなってきたような気がしている。快適なヨガの練習をするために、できるだけ空腹の状態でいたいと考えるようになったからである。

お肉を食べると練習に集中できない。人間の身体はお肉の消化に8時間かかると聞いたことがあるがこれは本当で、お肉を食べるとお腹がなかなか空かない。次の食事まで胃に残ってるような感じがすることもある。

この状態で練習をすると、汚い話だけれどげっぷが止まらなくなるし、胃や腸の消化活動中の音が鳴り響く(笑)。そして、練習中はずっとお腹のことばかり考えてしまう。

だから、自然と食事は消化が良くてすぐにエネルギーになりやすい白米や野菜、納豆、卵などを好んで食べるようになった。

無論、これだけではたんぱく質が以前に比べあきらかに減少してしまうので、プロテインや牛乳、植物性のたんぱく質をとるようにしているし、練習に影響がなければ、お肉を食べることだってある。(いつか、ベジタリアンやヴィーガンについての記事を書こう。)

こうしてみると、ある本で読んだ、ヨギーニのナチュラルな食事、サットヴァ(純粋)的な食事になっていることに気が付いた。

サットヴァ的な食べ物とは?

これがもっとも純粋で、ヨーガに真剣に取り組もうとする人に最適の食事です。必要な栄養を与え、からだを穏やかに保ちながら、同時に心を鎮め、浄化し、その潜在能力を極限まで引き出してくれる食事でもあります。
(中略)
サットヴァ的な食べ物は、シリアル、無精白パン、新鮮な果物や野菜、無添加の果汁、牛乳、バター、チーズ、豆類、ナッツ、種、もやし、ハチミツ、ハーブティーなど

『ヨーガ 本質と実践』 シヴァーナンダ・ヨーガ・センター編 竹田悦子訳

そのような食事を目指してやってきたわけではないのだが、結局は先生が言っていたことや経典に書かれていることと同じ食事になってきたので感心している。

また、先駆者と同じ食事になってきたことは、自分の進んでいるヨガの道が間違ってはいないということの証明であると理解するようにしている。

ヨガって本当に面白いと思うのは、このようなときである。