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『後輩・部下の育て方、関わり方 公務員の新・育成術』備忘録

元武蔵野市職員の齋藤綾治さんが、タイトルの通りに、後輩や部下の育て方、関わり方を教えてくれる一冊

育成の最終目的とは、「後輩(部下)が意欲を持ち、有形・無形のまちづくりを進めていくための思考力や判断力を磨き、自分の強みを活かして実行していく力を身につけていくこと」ということで

育成のステップとして、「相手を理解する」→「相手に関わり、力を引き出す」→「自分の考えを伝える」という順番で教えてくれる。

後輩や部下を育成する立場になった人には、必読かも。

以下は、印象に残った言葉たち

□他者と関わることに長けている人こそがチームの成果を引き上げることができる

□育成という関わりは、事前に見通しを立ててから行うものではない。日々の仕事のなかにある「今」を捕まえて、「今」を題材に関わり、対話をしていくもの

□育成において一番大事なのは「関わる」こと
□後輩(部下)本人が何を意識し、どこを大切にしているかがわかってくれば、そこを伸ばす関わりができるようになっていく

□思考の軸、判断の軸を育てていくことは、育成の最も大事な柱

□「私」「課(部門)」「自治体」という、3つの主語を使い分けながら考えることは、日々の実務のなかで、業務を俯瞰して捉える力、そして立場を使い分けながら判断する力を磨く、実践的なトレーニング

□育成の効果を上げるためには伝えるよりも先に相手を理解することが大切
□理解するために「聴く」

□「あなたはどうか?」と、「人」が中心になるよう問いかける

□「意図」「意味」「想い」を聴く

□「行動・事実」「感情・想い」「思考・理解」の視点から、部下の強みをキャッチする

□自分の常識を押し付けず、I(アイ)メッセージで伝える

□初めはただのこだわりだったものが、それを磨き伸ばすことでオリジナルな強みになる

□すべきことにも期待を乗せて伝えていく

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