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ウニの駆除と移植を行いました。

2022年7月。石巻の磯焼け対策事業「ISOP(=Ishinomaki Save the Ocean Project)」では、ウニ駆除とコンブの給餌(エサとしてウニにコンブを与えること)を行いました。

ウニ駆除といっても、ただ駆除するのではありません。陸上でウニを育てるために獲っています。

いまISOPでは、ウニを売り物にするための取り組みを行っています。海藻が減っている原因の一つであるウニ。今のままではエサとなる海藻がなく、ウニの身はスカスカで、売り物になりません。そこでISOPでは、ただ駆除するだけでなく、海藻がたくさん生えているところに、密度管理しながらウニを移植したり、養殖したコンブを与えたりすること(コンブの給餌)で、売り物になるくらい身の入ったウニを育てようとしています。
陸上でウニを育てる蓄養実験。コンブの給餌によって海中のウニを育てる取り組み。ウニの成長が楽しみです。

作業風景

天気は曇りだったが、波がなく、作業しやすい天候。参加した7名のうち3名が漁師ダイバー。
駆除したウニは全部で1250個。宮城大学と連携して、陸上で育てる実験に使用します。
海中で育てていたコンブ筏を引き上げている様子。今年は成長がよく、かなり重たい。
ウニがいる場所にコンブ筏を移動させた後の様子。

ISOPでは、今後も磯焼け対策の取り組みを続け、情報を発信しています。海の多様性を守るために、わたしたちに何ができるのか?これからも伝えていきます。


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