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ISO9001内部監査で改善を見つける

 日記を読み返していたら、これまで起きたことと、今日 起きたことが線につながって、この先 どのようなことになるのか、想像ができた経験はありませんか。

過去と現在のその先へ改善を見つけよう


 ある事業所の品質マネジメントシステムを発展させようと思うと、ISO9001の要求事項は、思いのほか狙うべきマトが大きいことに気づき、マトのどの部分を狙うと良いのか迷うことがあります。あるいは、複数のマトが思い浮かび、どのマトを狙うことが正しいのか迷うことがあります。
 このようなときに、簡単に実現できるマトやそのポイントを狙って改善の矢を射るのではなく「過去はどうであったのか」「現在はどうであるのか」を知って、過去と現在を結ぶ延長線上のマトに狙いを定めるようにしましょう。

内部監査では現在と過去を知って将来を考える


 内部監査において、ほとんどの監査員は現在の状況について観察やインタビューを行います。また、観察によって、変わらないまま現在に至っている過去からの状況を調べたり、インタビューによって過去はどのような状況であったのかを尋ねてみることがあります。そして、文書や記録から当時の様子を調べることで過去の状況を知ることがあります。
 過去と現在の状況を踏まえて、将来をどのようにしたいのか相手に尋ねてみて、過去と現在を結ぶ延長線上に改善を探してみるようにしましょう。

2022年6月5日

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