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保育園の栄養士さん向けに研修を行いました。(2021年7月14日)

子どもが話を聞いてくれない
年齢に合った食育がわからない
・食育を行ったことで、子どもたちにどのような変化を起こせたか疑問
食育のバリエーションが少ない

子ども向けに食育を行う方で、こういった悩みを持つ方は多いかと思います。

今までに200回以上、6000人の子どもたちに向けて食育を行ってきた経験を活かし、「食育のやり方」を伝える講師をしています。

今回は、某保育園グループの研修担当の方から、リーダークラスの栄養士の方30人に、子どもを惹きつける方法、食育プログラムの作り方についての研修を行いました。

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まずは頭と体の体操。「え、食育の研修だよね?」という顔をされている方もいましたが、アイスブレイクも兼ねて行いました。

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自己紹介。今回の研修は、2022年1月までの全3回。なので、いつもより時間をかけて紹介させてもらいました。

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定番の食育、野菜そのものに触れる活動。栄養士さんや保育士さんなども実際に現場で実施たことがある方も多いプログラム。この野菜に触れる食育の難しいところは、野菜は動かないし、音も出ない。子どもたちからすると、そんなに興味をそそられるものではないというところ。その野菜を、どう面白く見せるかどう子どもたちを惹きつけながら話を進めるかについてお話しました。
例えば、子どもはクイズが大好き。なので、初めから野菜を見せずに、袋からゆっくりと出し、当ててもらうやり方。袋から出す際に「にょきにょき!」「すぽーん!」など、擬音で表現すると、耳を傾けてくれることなどもお話しました。ちなみに、上の写真はなんだかわかりますか?正解は…、白長ナス。栄養士さんも目を丸くしていました。

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断面を見せる時も、ただ切って見せるのではなく、「ナスのお腹の中はどうなっているか気にならない?」という投げかけをすることで、注目してもらえることをお伝えしました。子どもたちの集中力は短いので、こういったワードをちょこちょこ挟んでいくことが大事ですね。

食育を体験してもらった後は、「対象者理解」の話。誰かに何かを伝えるときは、その人がどんな特徴を持っているを意識した上で話すと、効果的に伝えることができるということをお伝えしました。

では、子どもたちはどんな特徴があるのでしょうか?僕が200回以上食育を実施して見つけたことは、「楽しいことが好き」「飽きやすい」、「自己表現をしたい」。以上三つを踏まえて、開始時から終了時までどんなことに気を付けながら実施するのがいいのかについて話しました。

その後は、食育のプログラムデザイン。子どもたちを飽きさせず、楽しませつつ、伝えたいことを伝えるために必要な流れについて話しました。その食育は何のためにやるのか?子どもたちに何を感じてほしいのか?どんな変化を起こしたいのか?ねらいをきちんと設定しそのねらいを達成するためにはどんな内容にすればいいのかについてお伝えしました。

最後は、食育プログラムの企画。みなさん真剣に考えていました。企画していただいたプログラムは8、9月に実際に実施していただき、10月の2回目の研修の際にうまくいった点、改善点などをメンバーで共有していきたいと思います。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。




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