東京都助成金「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」がやばすぎる!
1.はじめに
「助成金って、なんだか難しそう…」
そんな風に思っていませんか?
実は、東京都では中小企業の成長を後押しするため、魅力的な助成金制度が数多く用意されています。その中でも、今年、2024年に注目を集めているのが「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」です。
この助成金は、新型コロナウイルス感染症の影響や、物価高騰など、変化の激しい経営環境の中で、中小企業が自社の強みを活かして新たな事業展開を行い、経営基盤を強化することを目的としています。
この記事では、この助成金がなぜ「やばい」と言われるのか、助成金の内容や申請方法まで、わかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、あなたの事業の成長に役立ててください。
2.東京都助成金とは?中小企業の強力な味方!
東京都中小企業振興公社が実施している助成金事業は、東京都内に本社または事業所を置く中小企業を対象に、様々な支援を行っています。この助成金を利用することで、中小企業は新たな設備投資や人材育成、販路開拓など、様々な取り組みをよりスムーズに進めることができます。
なぜ東京都の助成金が魅力的なのか?
それは、東京都が中小企業の活性化に力を入れているからです。東京都は、日本経済の中心であり、多くの企業が拠点を置いています。そのため、東京都は中小企業がより一層成長できるような環境づくりに積極的に取り組んでいます。
3.「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」ってどんな事業?
この事業は、中小企業が直面している様々な課題に対して、柔軟かつ迅速に対応するための支援策です。具体的には、以下の取り組みが対象となります。
4.この助成金が「やばい」理由
**高額な助成金が受けられる!**
この助成金では、最大800万円もの助成金が受けられる可能性があります。これは、中小企業にとって大きなメリットです。高額な設備投資や人材育成を行う場合でも、この助成金を利用することで、自己負担を大幅に軽減することができます。
**幅広い事業が対象!**
先ほど述べたように、この助成金は非常に幅広い事業が対象となっています。製造業だけでなく、サービス業やIT業界など、様々な業種の中小企業が利用することができます。
**申請が毎月、しかし・・・ **
東京都中小企業振興公社の助成金はだいたい年度で1、2回なのですが、この助成金は毎月申請を受付けています。ただここが「やばい」ポイントなのですが、人気がありすぎて申請期間がどんどん短くなっています。
もともと「申請件数が各月の予定数に到達した場合、申請受付期間満了前に募集を締め切る」となっていて、6月くらいから受付期間の前に締め切りになってきていました。それも分かっていたので、8月に私のお客様が申請する際には8月1日のできるだけ早い時間に申請しましょう!といって、10:30くらいに申請完了したのですが、2週間くらいたってから、不受理通知が来て、その理由は、申請件数が予定を上回ったからということで驚きました。おそらく1時間くらいで上限に行ったのでしょう。
さらに9月は約13分、10月は6分くらいで、11月以降どうなるのか・・・
申請時の入力項目はそれほど多くはないのですが、添付する書類は10以上あり、10分以内で申請するのは至難の業です。
5.具体的な助成内容と対象経費
助成の対象となる経費は、以下のように非常に多岐にわたります
**設備導入費**
事業活動の効率化や省エネ効果を見込める設備の導入が対象です。たとえば製造ラインのデジタル化やIoT機器導入が例として挙げられます。
**システム導入費**
業務プロセスを効率化するためのシステム開発や、顧客データ管理システムなども対象。特にDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進する企業にとって魅力的な項目です。
**市場調査費と販売促進費**
新たな市場をターゲットにする際や、既存の顧客層のニーズに合わせたサービス改善のための調査費用。加えて、販促キャンペーンの実施にかかる経費も助成対象となります。
6.申請方法と申請の流れ
この助成金の申請手続きは、電子申請システム「Jグランツ」(https://www.jgrants-portal.go.jp/)を通じて行います。GビズIDプライムアカウントが必要であるため、事前にID取得を済ませておくことが重要です。ここでは、申請の流れを説明します。
1. **GビズIDプライムの取得**
IDの取得には約1週間程度の審査期間が必要です。
2. **申請書類の準備と提出**
Jグランツを通じ、必要な書類(事業計画書、決算書など)を提出します。審査では、事業の有効性や経営改善への効果が問われるため、しっかりとした事業計画を作成することが重要です。
3. **審査と結果通知**
提出後、専門家による審査が行われ、採択が決定されます。まずは、書類審査が行われ、約1か月半後に結果が通知されます。書類審査を通過すると面接審査が実施され、約3か月後に交付決定が出るスケジュールです。
4. **アドバイザー派遣**
採択を受けた企業には、経営改善や事業推進に向けたアドバイザーが無料で派遣されます。経営上の課題に対して具体的なアドバイスが受けられるため、さらなる事業の拡大や改善が可能です。
7.助成金申請で押さえておくべきポイント
助成金申請の成功率を高めるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
1. **早めの準備と計画立案**
助成金の募集は毎月行われていますが、予算を使い切り次第募集が終了します。早めに計画を立て、必要書類を準備しておくことが推奨されます。
2. **詳細な事業計画書の作成**
助成金の審査は申請書の内容をもとに実施されます。申請書(事業計画書)記載のポイントは別途解説しますが、自社の事業の「発展性」「市場性」「実現性」「優秀性」「自己分析力」について、詳細に記載する必要があります。
3. **活用する経費項目の確認**
この助成金は、幅広い経費項目を助成対象としているため、企業が取り組むべき事業内容や改善施策に最も適した経費項目を確認し、活用できるものをしっかりと計画に組み込みましょう。
4. **専門家のサポートを活用する**
採択を受けた企業には専門家のアドバイザーが派遣され、経営改善のためのサポートが受けられる点もこの助成金の特徴です。経営上の課題に対して客観的なアドバイスが得られるため、助成金を受けた後も事業推進に役立てることができます。こうした専門家のサポートを積極的に活用し、次の成長ステージに進むための糧としましょう。
8.まとめ
東京都の「新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業」は、中小企業が経済環境の変化に迅速に対応し、持続可能な成長を達成するためのサポートを行う制度です。特に、エネルギー価格の上昇や労働力不足に直面している企業にとって、この助成金制度は経営改善のための強力なツールとなります。助成の上限額が高く、幅広い経費が対象となることで、企業は様々な取り組みを可能にし、成長機会を最大限に活かせるのです。また、アドバイザーによるサポートも含まれているため、経営改善計画が確実に実現に向けて進むよう支援されます。
助成金の活用を検討されている場合は、毎月の募集スケジュールや申請方法について東京都中小企業振興公社の公式サイトで最新情報を確認し、早めの計画立案と準備を行いましょう。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/kankyo-sokuo/index.html
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