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【いそじまんの日記】10月5日(火):今日のトピック

【ビジネス】在宅勤務:いま改めて見直す「在宅勤務」のありかた

在宅勤務の広がりで将来への不安が増している

コロナ流行が始まってからはや2年。

緊急事態宣言や蔓延防止等充填措置がひとまず解除され、ほっと一息ついている日本では、この2年間でコロナ前の「働き方改革」どころではない「あたらしい生活様式」が広まった。

政府も「自宅でのテレワーク」や「サテライトオフィス勤務」、「モバイルワーク」なんて聞き慣れない働き方を推奨し始めて僕らはすっかり面食らった。

厚生労働省:「自宅でのテレワーク」という働き方
情報通信機器を活用した在宅勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン

慣れないパソコン一台での仕事でかえって疲れがたまったり「リモハラ(リモートワークハラスメント)」や成果主義的な評価で今後の仕事に不安しかないって人も多いだろうな。

日本人に欠けていた「大人の学び直し」ができるチャンス

この急激な環境変化を『新しいスキルを身につけるチャンス』ととらえて積極的に「大人の学び直し」をすることが重要だろう。

なぜなら日本人はこれまで「年功序列」と「終身雇用」に慣れ切って、大学卒業後に会社で得た知識と経験を大事に守るだけだったからだ。海外の働き手は社会にでたあとで自分のキャリアを見直し、大学に入り直して別のキャリアを築くことが珍しくない。

世界中がインターネットでつながって世界の情報が瞬時に一般人にも広がる世界。「役職」「年収」「コネ」「贅沢品や高級住宅」といったもので評価されてきた社会が壊れつつある。

オンライン主導の仕事のやりかたが普通になれば、意味のない挨拶回りや実力のともなわない会社員はもう必要とされなくなる。

時間やお金のムダがあらわになり、会社に貢献と利益をもたらす人間だけがこれからも会社で働きつづけられるようになるだろう。

企業のテレワーク対応は確実に進行している

コロナ禍の日本では事務職の在宅勤務が普及しつつあり、東京では在宅勤務の実施率が50%を超えていると言う。

では具体的にどんな仕事がテレワークに向いているのか。

その特徴としては「一人でできる」「成果が目に見えてわかりやすい」「セキュリティ面のリスクが低い」こと。具体的には次のような職種を指すようだ。

●テレワークに向いている職業の例
・システムエンジニア
・プログラマー
・デザイナー
・ライター・編集者

これとは反対に「対面での仕事が多い」「紙の書類が多い」といった職種や企業では、今後リモートワークの流れに取り残されてしまうだろう。

こうした働き方をもっとも早く取り入れている米国IT企業では、今回の世界的危機にすばやく対応し成果を上げている。しかしそうした企業でさえも完全にオフィスをなくすことには異論を唱えるようだ。

個人それぞれの社員の生活面でも、ずっと自宅にいる日々が続いて妻の家事負担が増える傾向にある。こうした状況では夫もこれまでのように「会社の付き合い」「深夜まで残業」といった言い訳は通用しない。

これまでないがしろにしてきた「パートナーとの関係」を見直し、積極的に家事に参加する姿勢が求められる。

さらに、会社側側からすれば自社の従業員の働きぶりが見えにくくなっている。そこで、まちがいなく仕事をしているかどうかを監視する風潮がひろがっているのだ。

こうした背景を考えていくと、もうこれまでの現状維持の姿勢がもはや通用しなくなっていることがわかるだろう。

スキルアップを図りながらを常に成長をめざす生き方へ

ここまで在宅勤務のトレンドについて考えてみると「そんなこと言われても今の年齢からではむずかしい」「リモートワークなんて大企業の社員しかできない特殊な働き方だ」と感じてしまうことも多い。

企業側でもIT対応の予算が十分に取れなかったり、人材育成に頭を悩ませているのが現実だ。

実際、日本に比べて海外諸国ではITに対する投資額が格段に多く、日本はITツールの導入が遅れている。

と同時に、海外諸国ではいま「中小企業のリスキリング(新しいスキルを身につけること)」に注目が集まっている。

また「リスキリング」とともに「リカレント教育」も重要度が増している。リスキリングとリカレント教育はこれからのキャリア形成の両輪となるべき重要な概念だ。

リカレント教育の歴史は古く、1973年にOECD(経済協力開発機構)が理関連と教育に関するレポートを発表。

安倍政権下の2017年には「日本が取り組むべき重要施策」のひとつに挙げられている。

●リスキリングとリカレント教育のちがい
・リスキリング:今の職業で成果を出し続けるスキルを身につけること
・リカレント教育:職を離れて「学び」と「仕事」を交互に行うこと

これからの日本人はいままで行ってこなかった「自分のライフワーク」をしっかりと考え直し、「自分のスキルの棚卸し」をして新たな地平線をめざして進むことが求められることになるだろう。

【エンタメ】あなたと夜と音楽と:Chicago - Moonlight Serenade

いやあ、夜もだいぶ涼しさを増していよいよ秋本番といったところですな。

いつものようにFMラジオ「FM COCOLO」を聴いていたら、スウィングジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」のカバーバージョンが流れてきたよ。おお、結構ええやんか。

もともと「ブラス・ロック」で知られたバンドだし、管楽器のテイストがそのまま生かされてるな。

リズムが16ビートになっていてシャレてるやんか。伸びのあるハイトーンとのコンビネーションで心がウキウキしてきた。

ムーライトセレナーデっていうと、グレン・ミラー・オーケストラの右に出るバンドはないなんて勝手に思っていたけど。

ウィキペディアを見てみると、いろんなミュージシャンがこの曲をカバーしているみたい。

●ムーンライト・セレナーデをカバーしているミュージシャン
レイ・コニフ(1957)
ヘンリー・マンシーニ(1963)
フランク・シナトラ(1966)
デオダート(1974)
ボビー・ヴィントン(1976)
タキシード・ジャンクソン(1978)
シカゴ(1995)

ヘンリー・マンシーニのバージョンはさすがイージーリスニングの雄だけあって、とっても優雅なできあがり。

そうかと思うと、やはりジャズ畑のフランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルドも上品ですばらしい歌を聞かせてくれる。

そうかと思うと、小野リサがボサノバのリズムにのせて軽快に歌っているバージョンもあるよ。

はぁー、もうおなかいっぱい。最後はぼくの大好きなバリー・マニロウで締めとくか。

今は月がよく見えないけれど、深まりゆく秋を感じながら今夜も眠りにつこう。

ほな、またあした。













関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。