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【10分師匠】「松井秀喜の才能を花開かせたもの」〜山下智茂〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は山下智茂さん。
山下さんは高校野球の超名門校・星稜高校の監督をお務めになられていた方です。なんと星稜高校を甲子園へ合計25回も導いている名監督さんなんです。野球ファンの間では有名ですね。ちなみに、同高校の副校長もされていたそうですよ。

今回山下監督は、あの松井秀喜選手について語ってくれています。松井選手も日本を代表するスーパースターですよね。星稜高校のご出身で、在籍した3年間は連続で甲子園に出場し、最後は国体でも優勝するなど、高校時代から頭角を表していた選手です。

そんな才能の塊のような松井選手を指導されていた山下監督ですが、もちろん松井選手に才能があったのは間違いないですが、それよりも才能を生かすための努力を怠らなかったんだと言います。

今日はそんな松井選手の才能を開花させた3つのポイントをシェアさせて頂きます。

松井選手の才能を花開かせたポイント1つ目が、「ご両親」です。松井選手のご両親は100%松井選手を信頼していたそうです。山下監督が松井選手のご両親と会話したのはたったの3回で、入学の挨拶・ドラフトの挨拶・卒業のお礼のみだったとのこと。

長年監督をしていると、「なんでうちの子は試合に使ってくれないのですか?」「なぜうちの子ばかり叱られるのですか?」と言ってこられる親御さんもいらっしゃったそうですが、松井選手のご両親は一切口出しせず、節目の挨拶だけ、丁寧にされていたとのことでした。

そして2つ目のポイントが、「読書」です。スポーツの才能なのに読書?と意外に思われるかもしれないですが、読書をすることで身につく集中力が、打席にたったときに活きてくるそうです。

松井選手は1時間ほど電車に揺られて通学していたそうで、山下監督がその間に読書することを勧めたとのこと。はじめは野球の本を読ませていたそうですが、歴史小説や哲学書も読ませるようになっていったそうですよ。

そして最後の3つ目が、知徳体を揃えるという監督の教えです。松井選手は高校選抜で山下監督と台湾に行ったことがあるそうです。現地の審判は台湾人なので、やはり台湾贔屓の判定になるそうなんですね。

顔の前を通るような球もストライク判定にされ、松井選手は三振したとき怒りでバットを地面に叩きつけたとのこと。

そのあと山下監督は、「お前は日の丸を背負って来てるんだぞ。球界最高のレベルを目指すなら知徳体の揃った選手になれ」と教えたそうです。

3つ目の教えを読んで思ったのは、確かに技術のあるスポーツ選手は探せばもっといると思うけど、今日本や世界で活躍しているアスリートは、皆人間力や精神力も兼ね備えているなということです。

今1番話題の野球選手といえば、大谷翔平選手だと思いますが、大谷選手も高校時代ドラフトで8球団から1位指名というものすごく高い目標を達成するために、技術力だけでなく、人間力や運も鍛えることに注力していたそうですよ。

仕事においてもスキルや技術を身につけることにフォーカスされやすいですが、心を育んでいくことも大切にしていきたいと思いました。

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