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【10分師匠】「経営者の人間学とは修羅場を経験すること」〜鬼塚喜八郎〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてください。

さて、今回の師匠は鬼塚喜八郎さん。
鬼塚さんはスポーツメーカーであるアシックスを創業された方です。
元々は坂口喜八郎という名前なのですが、陸軍時代にお世話になった上田中尉との出会いにより、鬼塚夫妻の養子になるという運命を辿ります。そして、鬼塚喜八郎という名前になられました。

今回鬼塚さんから、「経営者の人間学とは修羅場を経験すること」というテーマで教訓を学びました。感想としては、経営の根本とはこういうことかと、ハッとさせられるお話でした。

鬼塚さんの結論としては、「経営学=人間学」ということです。なぜなら、経営というのは人間のために行うものであるから。

昔から経営者になる人は、生死を彷徨う闘病、監獄への拘留、倒産といった修羅場を経験している人も多いそうです。しかしそのような修羅場を乗り越えていくことで、真の人間学を学び育むことができます。

この教訓をみて私は、やはり経営者となる人は、どんな辛い経験からも学びを得て前進するマインドが備わっているなと感じました。

また、アシックス創業のきっかけは、「青少年のためのスポーツシューズを作ってほしい」と助言を受けたことだそうです。

開発のヒントになったものが面白くて、主に以下の2点です。

①人は走ると自分の体重の3倍の負荷が足にかかる。それが繰り返されると過熱していき、マメができる
②自動車やオートバイは運転していると過熱していくので、冷やすことでオーバーヒートを防ぐ

これをヒントに、まずは靴に水を入れてみたそうですが、どうもマラソン向きではなかったそう。オートバイは空冷式というもので冷やしていると知りそれを靴にも応用することで、今度はマメができない靴の開発に成功したそうです。

この靴と乗り物という一見関係の無いように見えるものからも着想を得ているところも面白いですね。

色々な経験からヒントを得ていく姿勢、そしてどんな修羅場も乗り越え、そこから学び次に活かしていく姿勢は本当に勉強になりました。

何か辛いことがあったとき、「これは自分を成長させる良い機会だ」と少しでも思うことで、気持ちも楽に、前向きになれそうです。


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