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#96 順調なときこそ謙虚に【一笑門 マガジン】

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。

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「お前も人間だということを忘れるな」

古代ローマの時代、将軍は凱旋をするときに、必ず自分の背後に2人の奴隷を立たせて、この言葉を耳元でささやかせたと言われています。

おはようございます。伊志嶺海です。

今日は順調なときこそ謙虚に、というお話です。

以前から時々紹介している以下の本に「エゴ」に関する章があるのですが、この章が非常に学び深く、人間力を高めるためのヒントが盛り沢山でした。

冒頭のエピソードは、どれだけ大きな成果をあげ、見事なリーダーシップの発揮ぶりを称えられたトップであったとしても、いずれは死すべき運命にある一個人であることに変わりはないという考えがベースにあります。

つまり、その世界でトップに輝いた人ほど、エゴには注意する必要があります。

人は基本的に、自慢をしたくなる生き物です。

充実した旅行の経験、自分が得意なスポーツや楽器のこと、大好きな恋人のこと、仕事であげた成果など、飲み会に行くと必ずこの類の話題が出てきますよね。

もっと小さなことでいうと、例えば誰かが「この間初めて沖縄旅行に行ったんだよねー!」と言ったときに、「俺(私)も行ったよ!もう5回くらい行ってるよ〜」と返すような会話を聞いたことがありませんか?

気にするかしないかは置いておいて、これも1つの"自慢"なんですね。

「謙虚さ」を自然に身につけることは案外難しく、やはり意識することが大事になります。

どのように意識するのかと言うと、自分を客観視することです。

幸運にも何かで成功したとき、のぼせ上らずにここまで導いてくれた人たちと受け取ったものに、まずは感謝してみましょう。

そして、自分がどんな人間か、成功できた今の仕事や取り組みに、そもそもなぜ自分が関わるようになったのかを思い出してみてください。

きっとその根本には、誰かが与えてくれたきっかけがあるはずです。

それは必ずしも身近の人でなくとも、本や映画かもしれません。

また、その成功に至るまで自分がどれだけの努力をし、犠牲を払ったか、どれだけの人に支えられたかを思い返すことで、謙虚さを忘れずにいられます。

僕が「謙虚」について学ぶときにいつも思うのが、僕は本から学ぶことが好きなので、頭では理解している自覚はあるものの、それを行動するのはとても難しいということです。

様々な本から「謙虚さは大事だ」と学んだにもかかわらず、体得するのは時間がかかるなと感じます。

そういえば、恋愛術の本を10冊以上読んでいる友人がいますが、今片想いで苦戦しているのを思い出しました。

話を聞くと、「え、なんでそんな行動しちゃったの!?」ということをしたりしてます。

やはり頭で知識として理解することと、それを体現することは別物なんですね。

謙虚さを鍛えるのは容易いことではなく、長い時間がかかります。

僕もまだまだ道半ば、自分のエゴをしっかりコントロールできるように、これからも意識していきたいと思います。

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