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World Haptics 2019のSICの記録

今回は樋口さんが企画した学会アドベントカレンダーなるものがあるということで,色々思案した結果過去に書こうとした記事をアドベントカレンダー用にリファインして投稿することにしました. 自己紹介をしますと,私は大阪大学大学院基礎工学研究科の助教の石塚裕己と言います.研究分野はHapticsとかロボティクスで,最近はセンシングとかにも興味が出てきました. ここ数年学会関連の仕事を引き受けることが多いのですが,学会関連の仕事ってタイムスケジュールが不明だったりするので,いちいち

    • 何故石塚は研究室を解散させたのか(後編)

      これが本テーマに関する最後の投稿になるだろう.平成のうちにとりあえず公開できる形には持って行きたいと思い,要点を纏めて?作成した.本来はもう少し書きたいこともあったのだが,締め切りとの兼ね合いで書けなかったことも多々ある. 前編,中編では博士号を取るまでの過程を記した.今回は博士号を取ってから,2016年4月から2019年3月までの香川大学での勤務の話となる. 現在は大阪大学基礎工学の助教であるが,当時は香川大学工学部助教(改編により創造工学部になったが)というポジション

      • 何故石塚は研究室を解散させたのか(中編)

        前回修士課程までの話を記した.中編は博士課程での話を記す.何故3部作構成にしたかと言われると,行動を示すことでその因果関係を可視化できるはずだからである.可視化は自分が暇な時にやるのか,読者がやるのかは不明であるが... 別件で御世話になった白井先生に平成最後のという枕言葉を付けて頂いたので,4月中に完成できる速度で執筆を進めることとした.ちなみに別件の対談の方も,大学入試を目指す高校生や就活生にとって有益な情報が散りばめられているので,興味がある場合には御一読頂けると幸い

        • 何故石塚は研究室を解散させたのか(前編)

          はじめに2019年3月31日は色々な意味で忘れ難い日となった. 何故なら自分の名前の研究室を取り潰した(語弊があるかもしれないが)日だったからである.博士号取得後にラボを持って3年で取り潰したというのも中々豪快な行為だと思われるし,そういう選択は容易に取りうるものだろうか?香川大にいる元石塚研の学生3名には大変申し訳ないことをしたような気もするが,それもまた人生.最長で2年指導は続く(M2:1名,M1:1名,B4:1名). 3年前に研究室を持った時の状態は一言で言うと夢も

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