見出し画像

アガサクリスティ「そして誰もいなくなった」|本当にだれもいなくなった

聞いたことはあるけど、読んだことがなかった本である、アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」を読みました。

オーディブルで聞きました。この本を読んだきっかけは、オーディブルを読んで2023年を振り返ったとき、年内に読み切りたい本第三位にしたからである。


あらすじ:本当に一人、また一人と居なくなる

とある孤島に10人の男女が集められる。互いに面識はなく、職業や年齢も様々。招待主は姿を見せず、やがて夕食の時刻となる。ところが急になりび引く音声。10人それぞれの今まで表にでてきてない過去に犯した犯罪を大音量で暴露される。

皆、気味悪がりながらも、半信半疑。しかし、殺人はスタートしていき、人が少しづつ少しづついなくなっていく・・・といった、ミステリー小説である。

1939年刊行と、かなり年代物の作品。しかし、時代を感じさせない内容である。

盛大なるヒント:物語の中に登場する動揺『10人の兵隊さん』

物語は10人の兵隊さんという童謡があり、どうもその通りに事件が起こっていくことを察知する。さて、この殺人の意図とは、犯人は誰なのか是非とも楽しみながら解いてほしい。

「十人の小さな兵隊さん」

小さな兵隊さんが10人、食事に行ったら1人が喉につまらせて、残り9人
小さな兵隊さんが9人、寝坊をしてしまって1人が出遅れて、残り8人
小さな兵隊さんが8人、デボンへ旅行したら1人が残ると言い出して、残り7人
小さな兵隊さんが7人、薪割りしたら1人が自分を割ってしまって、残り6人
小さな兵隊さんが6人、丘で遊んでたら1人が蜂に刺されて、残り5人
小さな兵隊さんが5人、大法官府に行ったら1人が裁判官を目指すと言って、残り4人
小さな兵隊さんが4人、海に行ったら燻製ニシンに食べられて、残り3人
小さな兵隊さんが3人、動物園に歩いて行ったら熊に抱かれて、残り2人
小さな兵隊さんが2人、日向ぼっこしてたら日に焼かれて、残り1人
小さな兵隊さんが1人、1人になってしまって首を吊る、そして誰もいなくなった

引用:wikipediaより

今回は少しだけ推理があたったかも

私は推理小説は好きだけど、推理が苦手だ。
推理小説を読むと、いつも最後の最後に驚かされる。途中で犯人など分かったものではない。

今回も同じなのだが、ちょっぴり推理が当たった。この人が怪しいと思ったら本当に怪しかったのだ。最近ミステリー小説をよく読むせいか、だんだんと手口を知り、推理慣れしてきたのかもしれない。

推理小説はこのトリックを見抜くのがだいご味だけど、今回はほんの少し、ちょっと怪しいというところをつかめてよかった。

#3行日記 : 物語は最初はつまらないけれど、だんだん面白くなる

推理小説、ミステリー小説は、読み始めはあまり面白くない。お膳立ての話があるからだ、しかし序盤を過ぎるころ事件が起き始めるとだんだんと引き込まれていく。

引き込まれると、次第に物語に取りつかれるようになって、次がきになってくる。これがやめられずに本が楽しくなる。読書っていいですね。(僕の場合はオーディブルですが)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

3行日記

最後まで読んでいただきありがとうございます🙇‍♂️ 記事が気に入られましたらサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートはnoteクリエーターとしての活動費に使わせていただきます!