昨今のリバイバルブームにのっかってリメイクされそうな洋画
歴代興行収入1位を誇る2009年公開の映画「アバター」。
その続編が今年の12月16日に全米公開されます。
実に13年ぶりの続編公開にびっくりです。
しかもすでに第5弾まで製作が決まっていて、第3弾は2024年12月20日、第4弾は2026年12月18日、第5弾は2028年12月22日に全米公開を予定しているとのことです。
他にも「トップガン マーヴェリック」や「ゴーストバスターズ/アフターライフ」など、なんで今になって続編? と疑問に思う過去に大ヒットをとばした作品の続編がかなり多い印象がある昨今の映画業界。
日本のアニメ業界もリメイク作品が数多く制作され嬉しい反面、オリジナル作品を作る才能が枯渇しているのでは? と少しばかり不安にもなります。
ですがここは一つ最近のリバイバルブームをポジティブに考えて、そろそろリメイクされそうな洋画を願望込みで予想してみたいと思います。
①『ネバーエンディングストーリー』
ミヒャエル・エンデの小説『はてしない物語(Die unendliche Geschichte)』を原作とした映画。1984年公開。
その後『ネバーエンディング・ストーリー 第2章』『ネバーエンディング・ストーリー3』とシリーズ化するほどのヒット作。
ですが、『第1章』は製作者サイドの酷さに原作者が激怒し裁判まで発展してしまうといういわくつきの映画です。
ミヒャエル・エンデ氏は制作当初脚本にも積極的に参加していました。
しかし、脚本家が勝手に脚本を改ざん。それに意見したエンデ氏をあろうことか撮影現場から出禁にしてしまいます。
余りにも原作と乖離し解釈違いも甚だしい脚本に激怒したエンデ氏は裁判を起こすも敗訴。
その後は映画のクレジットからエンデ氏の名前を削除することで和解しました。
原作者が「俺の名前を使うな!」というのは余程のことです。
そんな大人の事情など知らないながらも、この映画をTVで観た原作「はてしない物語」大好きっ子な幼き日の私も違う理由で激怒。
それは「ファルコン」です。英語版では「ファルコー」。
『ネバーエンディングストーリー』といえば真っ先に思い浮かぶキャラクターでしょう。
この生物を初めて見た時の私の感想は、
「はぁ?」
でした。
原作ではまさに”東洋の龍”といった外見で登場し挿絵でもそう描かれています。
しかし映画では白くて長いダックスフントみたいな謎の生物でした。
何より一番許せないのが「ファルコン」という名前です。
「ファルコン」? なんじゃそりゃ。
アトレーユの相棒は白き幸いの龍「フッフール」だろうが!!!
そうです、他の登場キャラクター達は原作と同じ名前なのに「フッフール」だけが何故か「ファルコン(ファルコー)」と変更されていたのです。
「フッフール」……
幻想的で素敵な名前です。
「はてしない物語」の中で一番好きなキャラクター。
それが「ファルコン」……
幼き日に受けた衝撃は今もこの胸に刻まれています。
そんな映画『ネバーエンディングストーリー』ですが信じがたいことに結構好意的な感想多い作品です。
名曲である主題歌はそのままに、「ファルコン」を「フッフール」に直し脚本も原作を十分に理解した人が執筆するのであれば、是非ともリメイクしていただきたい映画です。
現代の映像技術で再現されたファンタージエンの世界を観てみたい。
②『グレムリン』
謎の生物”モグワイ”の飼育の三つのルール
・光に当ててはいけない。
・水をかけたり、濡らしてはいけない。
・真夜中(12時過ぎ)に食べ物を与えてはいけない。
これを破ると……
一作目はホラーテイストが強めでしたが、続く二作目(1990年公開)はメインキャラクター「ギズモ」の可愛さ全開の映画に路線変更。
その人気っぷりはファミコンでゲーム化されるほどでした。
愛らしい「ギズモ」、そして敵方である恐ろしい「グレムリン」というキャラクター商品の展開も見込める本作。
ビジネス的にもリメイクして損はない映画だと思いますがいかがでしょうか。
今回は以上です。
ご紹介した二作品は共に1984年公開の映画。
そろそろリメイクされてもいいんじゃないでしょうか。
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