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高校球児は剣闘士(グラディエーター)?

やってまいりました日本の夏、甲子園の夏。

そう言えばそろそろだっけと思い出し、さすがに今年は酷暑への対策を万全にしているだろうと甲子園関連のニュースをチェック。

ふむふむ、選手と審判に対して「クーリングタイム」を導入。
で、他には?

ほほう、観客席の屋根を拡張。
ってこれ、2025年着工予定かい!

で、他には?

・・・・・・

え? 結局「クーリングタイム」だけ? マジで?

ニュースでさんざん災害級の暑さって言ってるのに?

それでもまだ炎天下の中で試合をやらせる?

少しでも気温が下がる時間帯にずらす気はない?

はぁぁぁっ(クソデカため息)。

まったくもって理解できません。

高校球児たちに拒否権はなく、決められたルールの中で精一杯頑張るだけです。プロ野球を目指しているなら言わずもがな。
大人たちが気を遣ってあげないでどうするのか。

汗と涙と努力の結晶、青春の輝き、真夏の甲子園にはドラマがある……

よく聞く言葉です。

30℃をめったに超えない昔ならいざ知らず、「地球沸騰化」というワードが飛び出す現状ではもはや単なるエゴでしかない。

太陽が煌々と照り付ける中、滝のような汗を流し歯を食いしばって戦い抜く姿に感動し拍手喝采。

なんとなく古代ローマの剣闘士(グラディエーター)の姿が浮かびました。

甲子園というコロッセオで、酷暑という猛獣と戦わされる高校球児。

熱中症で失われた脳細胞は二度と復活しないと言います。

どうか大人のエゴで将来を奪われる子供がでませんように。

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