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エイプリルフールの起源

一年で一日だけ嘘をついても無罪放免なスペシャルディ。
そんな特別な日の起源を皆さまご存じでしょうか?

昔々、19世紀のヨーロッパにAprily Feels(エイプリィ・フィールズ)という大学教授がいました。彼はとてもまじめな性格で一度も遅刻をしたことがありません。しかしある年の4月1日に生まれて初めて寝坊をしてしまいます。時計をみるととっくに講義が始まっている時間です。慌てて大学に向かうと途中で同僚に出会います。こんな所で何をしているのかと尋ねると「君が講義の開始時間になっても現れないから皆心配で手分けをして探していたんだ。とにかく無事でよかった」と同僚は安堵の表情を浮かべています。皆? まさか学生たちも? と恐る恐る尋ねると「当たり前だろう。というより、学生たちが教授を探しにいってもいいですかと職員室に押しかけてきたんだからね」そう言って同僚は微笑みました。なんという事だ、同僚のみならず学生たちにも迷惑をかけてしまったとは。いたたまれない気持ちになったエイプリィは寝坊してしまったことを告白し謝罪します。それを聞いた同僚は「
ハハハッ、君が寝坊するわけがないじゃないか。人助けでもしてたんだろう?」と信じてくれません。いや本当なんだと言っても「わかったわかった。そういうことにしておこう。それにしても君が嘘をつくとはね、珍しいこともあるもんだ。さあ、皆を安心させてやろう」と同僚はエイプリィの肩をポンと叩くとそのまま大学に向けて歩き出してしまいました。大学に到着すると学生たちが駆け寄ってきて「無事でよかった」「心配したんですよ」とホッとした表情で話しかけてきます。喧騒が落ち着いた時を見計らってエイプリィは改めて寝坊をしてしまい遅刻してしまったこと、それに伴って皆に心配をかけてしまったことを深く謝罪し頭を下げました。一瞬の静寂の後、ドッと沸き起こる笑い声。中には涙を流して笑い転げている学生もいます。いや冗談でも嘘でもなくて本当なんだというエイプリィの声は誰にも届きません。「最高! あの教授がジョークを言うなんて」「きっと誰かをかばうために嘘をついているんだよ」「おいおい今日はこれから槍でも降ってくるんじゃないか?」もう学生たちは盛り上がり収集がつきません。同僚がパンパンと大げさに手を叩き「ほらほら、もういいだろう? 教室へ行きなさい」と学生たちを促します。「ほら君も早く行ったいった。学生たちに心配させた分はちゃんと講義でお返しするんだぞ」とエイプリィの背中をバシッと叩き同僚は校舎に歩いていきました。1人残されたエイプリィはしばらく呆然と立ちすくんでいたそうです。めでたしめでたし。

この話が学生や同僚の口から広まり、いつしか4月1日は”普段嘘をつかない人でも嘘をつく日”となり時間が経つにつれて現在の”嘘をついても許される日”となりました。さらに教授の名前がAprily Feelsで4月(April)の出来事ということからいつしか『エイプリルフール(April Fools' Day)』と呼ばれるようになったということです。


◇◇◇◇◇◇◇


嘘です。

真っ赤な嘘です。

上述の話は適当に考えた創作話です。

エイプリルフールの起源は全く不明である。すなわち、いつ、どこでエイプリルフールの習慣が始まったかはわかっていない。

Wikipediaより

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