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夏を表す小粋な季語

もはや体温を越える温度が当たり前になりつつある今日この頃。
暑い暑いと口にすればするほど余計に暑くなる気がします。

どうせ口にするなら美しい言葉にしておきましょうと、夏の季語から独断と偏見で見繕ってみました。


月涼し(つきすずし)

夏の涼しい感じのする月

https://ouchidehaiku.com/contents/352970

昔の夏は涼しい夜もありましたね。


霹靂神(はたたがみ)

(「はたたく神」の意) 激しい雷。へきれき。はたがみ。はたはたがみ。はたたがみなり。

精選版 日本国語大辞典

青天の霹靂の「へきれき」です。


山滴る(やましたたる)

草木の葉で覆われて緑が滴るように見える夏の山を形容する言葉のこと

Weblio大辞泉

山も滴る良い○○……なんて表現があったりなかったり。いや無い。


田水沸く(たみずわく)

田の水が強い日光を受けて、ぬるま湯のようになること。

https://kigosai.sub.jp/001/archives/8848

最近はぬるま湯どころか熱湯になってそうです。


苔清水(こけしみず)

山間などの苔の間を伝わり流れる清らかな水。

精選版 日本国語大辞典

その様子を想像するだけでもちょっと涼しい気分になれます。


やはり日本語は美しいですね。
少しでも涼やかな気分になれたら幸いです。

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