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エスカレーターとエスカレート

有名なエスカレーターの暗黙のルール、「関東より北では左側に立ち右側を空け、反対に関西より南では右側に立ち左側を空ける」は禁止されているにもかかわらず依然として存在しています。
本来エスカレーターは「ステップ上に立ち止まって利用することを前提にしている」ので歩く人に配慮する必要は一ミリもないはずなのですが……

歩きたいのであれば階段を使えばいいのに、一向にエスカレーターを駆け上がる駆け降りる輩はいなくなりません。
片側が空いているならまだしも、そうじゃない場合も当然の権利のように道を開けろというプレッシャー、舌打ち、高圧的な「すいません」などなど。
歩きタバコと同じく、何故そのような行動に出るのか理解できない思考回路です。親の顔が見たいものです。

っと、ついつい無法者達へのイライラがエスカレートしてしまいました。
カームダウン、カームダウン。

ふぅ。

落ち着いたところで今回の本題です。

「エスカレート(escalate)」という言葉が実は「エスカレーター」が語源の新語だったということをご存じですか?

私はてっきり動詞の「エスカレート」から「エスカレーター」と名付けられたと思っていました。

動詞の "escalate" は1922年に登場した新語で、「エスカレーターを使って上に登る」または「エスカレーターで移動する」という意味だった。そこから「徐々に増大または発展、悪化する」こと、特に「局地戦から大規模な戦争(核戦争を含む)に発展すること」を意味するようになった。後者の意味が最初に印刷物に記載されたのは1959年の『マンチェスター・ガーディアン』紙だが、その意味でこの語がよく使われるようになったのは1960年代後半から1970年代前半のことである。
また、"escalate" はエスカレーターとともに日本にも導入され、「エスカレートする」は日本語のカタカナ言葉として一般化した。

Wikipediaより

ちなみに「エスカレーター」という名前は元々商品名でしたが、一般的になっていたことと他に名称がなかったので登録者はすでに商標権を放棄しているそうです。

他にも「名詞から派生し動詞」になった言葉はないものかと考えてみたらとりあえず二つ浮かびました。

まず一つ目「サボる」。
怠けることを意味する”サボタージュ”。
それに”する”をつけて「サボタージュする」。
略して「サボる」。

二つ目「ググる」。
検索エンジンの代表格”Google”。
それに”調べる”をつけて「Googleで調べる」。
略して「ググる」。

書いておいてなんですが、ちょっと違うかもしれません。
もっと良い類似例がありそうですが私にはこれが限界。
うーん、難しい。

最後に、エスカレーターとエレベーターって言葉に出すときどちらか混乱することありませんか?
「あれ? どっちだっけ?」
うーむ、私だけですかね~。


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