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『唐揚げ祭り』結果発表。そして……

私も参加させていただいた、数学専門の国語教師オニギリさん主催『唐揚げ祭り』の結果発表が12月26日にありました。

募集にあたり参加記事に求められた内容は「唐揚げの魅力」です。

はてさてどうしたものか……
屈強な物書き猛者たちが集うnote世界。
半端な記事では土俵にすら立てないでしょう。

・唐揚げの雑学
・唐揚げ好きなキャラクターたち
・唐揚げ短歌
・唐揚げの思い出
などなど、いつも私が投稿しているスタイルでいくつか下書きをしてみましたがしっくりきません。
頭の中では”書いた原稿をクシャクシャにして後ろに放り投げる”を何回も繰り返しました。

頭を悩ませながら再度募集記事を読み返すと、

・「エッセイやショートショートも大歓迎」
・審査基準は「私(オニギリさん)がオモシロイと思ったもの」「他の人が読んでもオモシロイだろうな」と私(オニギリさん)が思ったもの

という二つの項目が脳裏に突き刺さり、

”なるほど。つまり何でもありってことか。そして「オモシロイ」とは「いとおかし」ってことですね?”

キュピーンッと自分勝手な悟りを開いた私は奇策に走ることを決意します。
まともに勝負してもnote世界の猛者たちには到底敵わないので、予想の斜め上を行く記事で意表をつくしかない。

他の参加者たちが選ばないスタイルで私も今まで挑戦していないもの……

・・・

・・・・・・

歌?

歌詞……歌詞がいいんじゃないか!?

これならきっと誰ともかぶることはないはず。
自分の思いつきに大いに満足する私でしたが、そこからが大変でした。

歌詞なんて生まれてこの方、書いたことありません。
勉強するには時間がなさすぎる。
もう今まで聞いてきた数々の歌(主にアニソン)が血肉になっていると信じて突っ走るしかない!

七転八倒、艱難辛苦を乗り越えてなんとか書き上げた記事が『からあげラプソディー』です。

投稿する直前まで「からあげの唄」というタイトルでしたが、念のためGoogle先生で調べてみるとすでに存在していたので急遽『からあげラプソディー』に変更。

まだ何となく不安だったので再々度募集記事を確認。
「1000字~4000字前後を目安に書いてください。」
……な、なんだって~!?
微妙に、いやそこそこ1000字に足りてない。
急遽”楽曲説明”を追加し今度こそ完成です。
ええいっ、ままよ! と投稿し運命の日を待ちます。

そしていよいよ結果発表。

ドキドキしながら読み進めると、すべての参加記事に感想というか書評が添えられていて、その優しさと丁寧さに驚き感動しました。
自分の記事に向けられたその評価に、嬉しいやら恥ずかしいやら。

参加記事が出そろい、ついに結果発表の瞬間です。
画面をスクロールするといきなり優勝者から。
まあさすがに無理だろうなと思っていたらやっぱり無理でした。

ですよね~とマウスのホイールをクリっとすると、

準優勝『からあげラプソディー』

・・・・・・

は?

へ?

マジで?

眼鏡をフキフキ、画面を上に下にスクロール。

何度見ても、

準優勝『からあげラプソディー』

私の記事です。

いぃぃぃぃぃっやったぁぁぁぁぁっ!!!

準優勝、準優勝ですよ!?

まさかまさかの準優勝。
念のため「一ノ口二山」という同姓同名の人がいないか確認しましたがいませんでした。

賞レースで入賞したのは初めてです。
こんなに嬉しい事はない……。

年末に訪れた幸せのビッグニュースに心躍らせながら、受賞理由を読んでいくと、

歌詞をよく見ると、韻いんを踏んでいらっしゃるのですよ。

今日のご飯はなんだろうu
期待と不安が交差するu

昨日は煮物でテンションダウンn
納豆なんてまっぴらごめんn

実際に声に出して読んでみる(歌ってみる)と、実に心地いいのです。

https://note.com/onigirisystem/n/nd6233c6ff8d4

え! そうだったの!?
歌詞を書いた本人が一番驚きました。
あーでもないこーでもないと言葉をやり繰りし、なんとなくしっくりきたものをチョイスした結果、偶然にも韻を踏んでいたようです。
バレたら剥奪されてしまうかもしれないので内緒の話ですが。

とにもかくにも、ドキドキワクワクの企画をありがとうございました。
歌詞という新たな挑戦もできて、さらに準優勝までいただけるなんて感謝感激です。感極まりまくりです。

賞金はもちろん『唐揚げ』代にします。
どこのお店にしようか……
嬉しい悩みってやつですね。



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