一説によると奈良時代以前には日本に渡ってきたという『三国志』。
本家よりも日本のほうが盛り上がっているんじゃないかと疑うほどの人気を博しています。
長い間読み継がれてきた話ともなれば、そこから言葉が生まれるのは自然なことです。
というわけで、今回は『三国志』由来の言葉をご紹介。
なお、【泣いて馬謖を斬る】や【三顧の礼】などのメジャーどころは割愛し、意外と思われるであろうラインナップでお届けします。
【白い目で見る(しろいめでみる)】
由来は、
「白眼視(はくがんし)する」とも言います。
【大器晩成(たいきばんせい)】
由来は、
対義語は、大成する人は幼いころから才気があるという意味の「栴檀双葉(せんだんのふたば)」です。
【白眉(はくび)】
由来は、
あくまでも「優秀なもののうち、最もすぐれているもの」なので、イマイチなものの中からあえて一つ選ぶ時に【白眉】とするのは誤用でしょう。
【水魚の交わり(すいぎょのまじわり)】
由来は、
「水魚の思い」とも。
【破竹の勢い(はちくのいきおい)】
『三国志』の”三国”である「魏・蜀・呉」。その最後の一国「呉」が滅亡し三国時代を終焉に導いたきっかけとも言える言葉です。
いかがでしたでしょうか。
私もご多分にもれず『三国志』好きの一員。
推しの武将は、三国志後期の蜀将「姜維」です。