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アニメ『火の鳥 エデンの宙』を観ました【ネタバレなし】

手塚治虫の漫画「火の鳥 望郷編」を原作とするアニメ、
『火の鳥 エデンの宙』がディズニープラスで独占配信開始!
……というヤフーニュースを見てびっくりするディズニープラス会員の私。以前記事にもしたのにすっかり忘れてました。

ディズニープラスを開き、タイトルの『火の鳥 エデンの宙』にあらためて違和感を覚えます。こんなタイトルだったっけ?
記憶が曖昧だったので調べてみると、発表当時は「PHOENIX:EDEN17」だったのがいつのまにか変更されていたようです。

全話一挙配信という文言に尻込みするも、よく見たら全四話で合計101分。
なんだ2時間もないのか。
サクッと観終わってしまいました。

一旦自分の感想は置いといて、他の人の感想を読んでみたいと思い検索してみると、『火の鳥 エデンの花』が表示されてきます。
なんだ誤字か? 「花」じゃなくて「宙」じゃろ?

”映画『火の鳥 エデンの花』は2023年11月3日より全国劇場で公開”

???
映画? 配信じゃなくて? 何それ初耳なんだけど?
配信だけでなく劇場公開もするってか。
製作発表当初そんな話なかったような……。

だからタイトルが変わったのかと納得。
「PHOENIX:EDEN17」から『火の鳥 エデンの宙』『火の鳥 エデンの花』へ。

日本ではいまいち普及していないディズニープラスだけだと厳しいという判断なのでしょう。
これで誰でも映画館へ行けば観れますね。良かった良かった。

ただし一つ注意点があります。
配信版と映画版、なんと結末が変わるとのこと。
いわゆるマルチエンディングってやつですね。
映画版のPVを確認する限り、配信版で見たことの無いシーンは含まれていなかったのでおそらく最後の最後で分岐すると思われます。

現在の情報だと劇場版の上映時間は95分。
対して配信版は合計101分。
しかし配信版の毎回流れるスタッフロールを差っ引けば同じぐらいになるでしょう。
なので映画版だけの追加カットはないと予想。

おそらく数分、いや下手すると1分にも満たないシーンのために配信版を観た人がわざわざ映画館まで行くか否か。
私は迷っています。いや、ぶっちゃけ行かないと思います。
ちょっと待てばディズニープラスで映画版も配信されそうですし。

最後に『火の鳥 エデンの宙』の感想をサラッと述べて終わりにしましょう。

手塚治虫成分を可能な限り薄め、当たり障りのない設定に改変して美しい映像と音楽で仕上げた一見壮大なアニメ。あれこんなだったっけ?と観終わった直後に原作を読み直しちゃったよ。大筋は一緒なのに全然別物。これを「火の鳥」とは言いたくない。人にオススメできるか?いやできない。原作漫画を読んでほしい。どうしても「火の鳥」のアニメを観たければ『火の鳥 鳳凰編』にしよう。そして声優を担当したとある芸能人が酷い、酷過ぎる。久々に聴いたぞあんな棒読み。なんであれでオーケーがでるのか理解不能。
第一弾PVの時からこりゃ駄目だろうなと思っていたのでがっかりはしていない。でもこのアニメで「火の鳥」に初めて触れた人に「火の鳥」が手塚治虫がこの程度だと思われるのは心底悔しい。お酒は飲めないのでお腹がタプンタプンになるまでヤケ麦茶をあおりつつ『火の鳥 鳳凰編』を鑑賞して留飲を下げよう。あ、第一弾PVで思い出した。肝心の「火の鳥」のデザインが変。クレームが届いたのか多少ブラッシュアップされていたけどそれでも変。なんだあの切れ長の眼は。そういうところからもリスペクトじゃなくエゴを感じる。じゃあオリジナルストーリーを作れば?と思ってしまう。変化を受け入れられないオールドタイプと思われても結構。変えていいものと変えちゃいけないもののラインは人それぞれ。今回のアニメは私は受け入れられないというだけの話。あくまで個人的な感想。もしかしたら私以外の人々は超絶面白いと感じディズニープラスの加入者数が爆増するかもしれない。まあそれならそれでいいか。MCUやスター・ウォーズにも資金がまわるし。だいぶ話がそれてきたのでここまでにしておこう。

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