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言葉の異称を勉強してみる その伍
異称・異名・別名を知ることにより日本語の魅力を再確認し、あわよくば短歌で使えそうな言葉を収集しようという記事の第五弾です。
さっそくいってみましょう。
【水仙(すいせん)】
「雪中花/雪中華(せっちゅうか)」
雪の中でも咲くところから。
「金盞銀台(きんさんぎんだい)」
白い花弁を白銀の台に、濃い黄色の副花冠を金の盃(盞)に見立てて。
「玉玲瓏(ぎょくれいろう)」
玉のように鮮やかに輝くという意味から。
【薄(すすき)】
「衵の花(あこめのはな)」
「衵」とは、
束帯や女房装束に用いられた下着の一種。衵は間籠の衣 (あいこめのきぬ) の意味で,間に着込める,つまり中間着である。男の束帯の場合は下襲 (したがさね) と単衣 (ひとえぎぬ) との間に着用し,女房装束では表着と単との間に着用するが,形態はそれぞれ異なる
「尾花(おばな)」
動物の尾に似ているから。
枯れる間際は「枯れ尾花(かれおばな)」。
「頻波草(しきなみぐさ)」
頻繁に波が起こるように見えるから……でしょうか?
【鈴蘭(すずらん)】
「君影草(きみかげそう)」
葉の影に隠れながらも、ひっそり花を咲かせるところから。
「聖母の涙(せいぼのなみだ)」
聖母マリアの逸話から。
【ムササビ】
「尾被(おかずき)」
尻尾をかついでいることから。
【白髪(しらが)】
「年の雪」
年々増える白髪を雪にたとえて。
【酒(さけ)】
「竹葉(ちくよう)」
中国の故事から。
今回は以上です。
飲み友達のことは「竹葉(ちくば)の友」って言い換えると、なんかかっこいい気がします。
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