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声優交代問題

2022年12月3日公開予定の映画『スラムダンク』。

https://www.oricon.co.jp/news/2253902/full/

公開一か月前にしてようやく声優陣が発表されました。
過去に放送していたアニメから一新、総とっかえの事実に賛否両論。
いやむしろ批判のほうが多い現状です。

これは当然のことで、そもそも『スラムダンク』の新作映画を楽しみにしていたのはリアルタイムで観ていた世代が大半でしょう。
大好きだったあのキャラクターにまた会える!
そう期待していたら声優一新という絶望を味わうはめに……

さらに質が悪いのは、声優発表より先に前売り券を販売していたこと。
前売り券を売り出す時点で決まっていなかったのならまだしも、今回の配役は二年前には決まっていたそうなので悪意しか感じません。
「変更しない」と言って変更したわけではないので詐欺ではありませんが、あまりにもやり方が汚い。

私がこの件で思ったことは「またやりやがったな」です。

全く同じことが数年前『劇場版機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』で行われました。
前売り券発売からしばらく経ってからの声優発表。
こちらについては更にやり方が卑劣なので別に一つ記事を書きます。
ウン十年間大好きだったガンダムというコンテンツを丸ごと嫌いになりかけるほど衝撃的な出来事だったので、今回の件でショックを受けている方々の気持ちは痛いほどよくわかります。

声優変更に自信があるなら堂々と、そして早々に発表するべきでしょう。
後ろ暗い気持ちや醜い打算があるからそれができない。
オリジナルのファンにも新キャストの人たちにも失礼で、ただただ信頼を失うだけの最悪なプロモーションです。

あまりにも批判の声があがっているからか、ベテラン声優の方がこんなツイートをしていました。

大塚明夫さんと言えば、メタルギアのスネーク、ガンダムのアナベル・ガトー、Fateのイスカンダル、ブラックジャックのブラックジャック、ふしぎの海のナディアのネモ船長、ルパン三世の次元大介など多数のキャラを演じられている超絶渋かっこいい声優さんです。

ご自身も少し前にルパン三世の次元大介を継がれたことからの発言だと思います。
次元大介の場合は先代の小林清志さんがご高齢の為の交代であり、今回のようにオリジナル声優さんたちが現役で活躍されている状況とは全く違いました。
ですが、何か思うところがあったのでしょう。

やむにやまれぬ事情以外の声優交代は多くの場合批判されます。
逆に「当時の声優続投」は喜ばれ賞賛されます。
デメリットでしかない声優一新という決断を下した『スラムダンク』。
はたして公開後どのような評価が下るのか。
要注目な作品です。

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