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花札由来の言葉たち

花札の歴史は安土・桃山時代の「天正かるた」、江戸時代上期の「ウンスンカルタ」から、江戸時代中期に現在使用している花札ができたと言われています。花札ゲームの中でも2人でプレイする「こいこい」は、勝負勘・度胸・かけひき・冷静さを必要とする現代版知的ゲームです。

https://www.nintendo.co.jp/n09/hana-kabu_games

日本のカードゲームと言えば『花札』です。

お正月やお盆に帰省した際、集まった親戚たちと遊ぶものの定番だったのではないでしょうか。

古くから日本人に親しまれている『花札』。
もちろん、『花札』を由来とする言葉がありますのでご紹介します。


しかと

無視すること。また、仲間はずれにすること。

デジタル大辞泉

由来は、

花札の10月の絵柄「鹿の十(しかのとお)」が略された語。
十月の札は、鹿が横を向いた絵柄であるため、そっぽを向くことや無視することを「シカトする」言うようになった。

https://gogen-yurai.jp/shikato/


買って出る

指図されたり頼まれたりしたわけでもないのに、自分から進んで引き受ける。

精選版 日本国語大辞典

由来は、

花札は三人で勝負するため、参加者が四人以上いる場合は、から数えて四人目以降の下座の者は外される。
どうしても下座の者が勝負に参加したい場合は、代償として上座の者から役札を買い上げることから、自ら進んで引き受けることを「買って出る」と言うようになった。

https://gogen-yurai.jp/kattederu/


ピカイチ

多くの中で際立ってすぐれていること。また、そのもの。

デジタル大辞泉

由来は、

花札用語で手役のひとつに由来する。
その手役とは、初めに配られた七枚の札のうち二十点の札が一枚だけあり、残りの六枚が全てカス札の場合、同情点を四十点ずつもらえる役のことである。
二十点札を「光り物(ピカ)」と言うことから、この役は「光一(ピカイチ)」と呼ばれ、転じて「抜きん出る」の意味となった。

https://gogen-yurai.jp/pikaichi/


今回は以上です。
現在『花札』は、いろいろなキャラクターものが販売されています。

他にも、ドラえもん・ワンピース・スヌーピー・進撃の巨人・千と千尋の神隠し・名探偵コナンなど挙げればきりがありません。
たいていの人気キャラクターは発売されているようです。
コレクターズアイテムとしても人気があるようですね。

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