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5 作業日誌 4/8〜4/12 Week1

オランダでの農業研修が始まりました。

僕は、260haでレタスとキャベツを栽培するオランダの農家で1年間農業研修をしています。


畑いっぱいに植っているレタス


最初の1週間は環境、仕事、天候、生活リズムなど色々なものに慣れていく必要があるので、とても長く感じました。

仕事始めの前々日にボスに挨拶に行き、初日は自分のやりたいことを確認したり、試しに農作業をしたりしようという話をしました。

そして初日、自分が日本で考えてきたことをボスに伝える時が来たとワクワクしながら仕事に行きましたが、帰りは苛立ち、しょんぼり、疲労の顔となっていました。

初日は、自分の期待とは裏腹にボスと話す時間は取れず、会社の説明もなしに、英語の通じない外国人労働者の中に放り込まれ仕事をすることとなったのです。しかも、説明のない残業もすることになったのです。(農作業の経験値が高く、体力のある僕じゃなかったらどうするんだよとツッコんでましたが笑)

日本で契約を結ぶ際に、トレーニングプランが送られ、その通りに研修が進むと想定していましたが全くそんなことはありませんでした。

受け身で待っているだけでは何も始まらない、これがオランダ人のやり方かー!!と思いつつも、言ったことを守らない、トレーニングプランに乗っ取らない、研修生を出稼ぎ労働者扱いするというのは礼儀正しくないなと腹が立ちました。

それを踏まえて、次の日は朝一にボスのところに行き自分の希望を伝えることができました。


そんなこんなで最悪の初日で始まった農業研修ですが、今週やった作業は、
①機械除草のためにレタスのパオパオを剥がし、除草後剥がしたパオパオをかける作業

パオパオは縦が100m以上、横が15m〜20mほどあるものを手で広げて、きれいにピンと張り、トラクターで溝切りした穴の中に裾を埋め、土を被せていきます。


パオパオの海


こんなに大きなパオパオが圃場に広がっていると、まるで海みたいできれいですよね。

②収穫後貯蔵されていた、白キャベツとスウィートキャベツの調整と出荷作業

キャベツの軸を切って、軸から外れた汚い鬼葉を取り除くことで出荷できるきれいな状態のキャベツにします。白キャベツは葉っぱがぎっしりと詰まっており、1.5キロ〜重くて4キロのものまであります。手だけで支えるのは重すぎるし、軸を切るのも慣れとコツが必要で最初は全然切れません。


そびえ立ち、我らを待つキャベツたち


金曜日、外作業から帰るときに、ルーマニアとベラルーシが寄り道をしてコーラを買ってくれました。
え、寄り道してて大丈夫かな?とかいろんなことを不安に思いながら飲んだ久しぶりのコーラは微妙な味がしました。


コーラ

そんなこんなで始まった研修ですが、うまくいくのでしょうか…
時間が全てを解決してくれるといいなと期待して。

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