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【沖縄からの思い】〜600/日の沖縄の現状〜

 いろんな意見がある中で、否定も肯定もしたくはない。ただ、今置かれている沖縄の現状について思うことを書き記したい。


 連日報道される感染者の数に驚く人、怯える人、政府に対する不満を言う人、この感染症は風邪だと言う人、いろんな意見が聞こえてくる。

 最初のうちは皆おなじ気持ちで過ごしていた沖縄の人の意見も、今は二極化しているのが現状だ。

 こんな数が出ているのに仕事に行かなければならないのか!と言う意見もあれば、これくらいで仕事を休んでいたらどうするんだ!って言う意見もある。

 コロナワクチンを打っていれば大丈夫だから打ちましょう!と言う意見も有れば、コロナワクチンが未知のものだから打たないと言う意見もある。

 コロナワクチンを打っていれば感染しないし感染させないからと出歩く人もいれば、コロナワクチンを打っていても感染させるリスクがあるから出歩かない人もいる。

 観光客は来ないでほしい!と言う人がいれば、観光客が来ないと経済が回らないと言う人もいる。

 身近な人の意見が分かれれば、それほど辛いことはない。

 妻は仕事に行くのを控えてほしいと言うが、チームリーダーである以上、みんなに迷惑がかかってしまう。しかし、妻は感染者が重症になるのを目の当たりにしているので、心の底からそう願っていることは痛いほど伝わってくる。


 今、沖縄で高熱を出し陽性反応が出たとしても、病院療養は愚かホテルの療養も難しい状況だ。5日前にコロナの陽性反応が出た同僚は、自宅療養でなんとか耐えたが5日間39.5度の熱が下がらずどうにかお願いしてようやく入れたのが仮説の診療所だ。

 その様な状況で家族内感染がおきないわけがない。

同僚と暮らしていた家族はみんな高熱を出し、保健所に連絡したが、PCR検査も病院受診も難しいので市販の熱冷ましで様子を見てほしいと言われたそうだ。数時間後にかなりの高熱が出たのでようやく病院受診をした結果、家族全員の陽性反応が出た。


 きっとこの現状を知ったからと言って、冒頭に述べた二極化する意見の対立が、一つの意見になることはきっとないのだろ。

 対立する意見の中で、どの様に過ごすかも感染症対策とは別に与えられた私の課題だと感じている。

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