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新米ベトナム駐妻|労働ビザをとる⑤~姓変更証明を申請する/まとめ~

ベトナムでの労働許可証を取得するシリーズも、第5弾になった。
今回は、姓変更証明を取得した話である。

姓変更証明が必要だと、役所に言われました!と伝えてきたのは、人事担当のアインさんだ。彼女は、私の労働ビザ申請に関することを担当しているベトナム人である。

前回、無罪証明書を取得するときにも、印鑑の不備により申請できなかったのだが、今回は、私の姓が卒業証明書に書いてあるものと違う、と役所ではねられたらしい。

それはそうである。この混乱は日本にいるときに容易に想像できた。

卒業証明書は、卒業時の姓でしか発行できない。

私は、結婚を機に名字が変わっている。

名字が変わったことの証明のために戸籍抄本を発行、ベトナム大使館で認証してきたのだが、それでは証明にならないと言われたのだそうだ。

そこで、姓変更証明なるものが必要となるらしい。

これは、ベトナムの日本大使館で申請できる。結婚して、夫の名字に変わりましたよ。ということを証明してもらうのだ。

(これも、以前ホーチミン支社で経験済みではないのかと思うのだが、その経験は生かされていないようだ。)

早速、連絡があった日の午後に日本大使館に行ってほしいとのことで出向く。ちょうど夫が休日だったので、娘を預けて出てきた。アインさんがまたついてきてくれた。

今朝、役所に行ってきたの?大変だったねと言うと、昨日行きました、との返事がくる。

昨日から分かっていたのだったら、昨日のうちに連絡してほしかったな。当日、今から大使館へ行ってきたくださいと言われて、もし行けなかったらどうするつもりだったのだろう。

毎回、言ってる気がするが、仕方がない。

大使館の入口では、パスポートをみせ、カバンの中をチェックされる。その後、空港の金属探知ゲートのようなものを通り、セキュリティーをくぐった。

金属探知ゲートを通ったらビーと大きな警告音が鳴ったのだが、大丈夫!とのことで通してもらえた。どんな音がしたら入れないのだろう。

中には故障している発券用のタブレットがあり、5~6人のベトナム人がなにやら申請にきていた。彼らは、日本にくるためのビザを申請していると思われた。500VNDの札束をもっていた。

私は、日本語のできる担当者がいる窓口に通され、事情を説明し、書類発行の手続きをした。書類に必要事項を書くだけである。翌日にはできているから、とりにきてねとのことだった。

翌日、朝9時に娘を連れて大使館へ行った。パスポートを見せ、カバンチェックをし、金属探知ゲートをくぐって中へ通された。

まだ発券タブレットが壊れていたので、窓口に声をかけると、すぐに対応してくれた。

210,000ドンを支払い、無事に証明がもらえた。これで、労働ビザを申請するための書類は整った。

そして、ついに約1か月後に、2年間の労働ビザがおりたのだった。


ベトナムでの労働ビザ申請(現地採用・専門職)のために、私が準備した書類まとめ

※2024年時点であり、私の場合、かつ、なんの専門家でもなくただの経験者のため、必ずしもこの通りではないことに注意。あくまでも、参考までに。


【日本国内にて取得・公証・認証】
・卒業証明書(英文)
・職務経歴書(英文・ベトナム語訳つき)
・看護師(保健師/助産師)免許証

・パスポートのコピー
・証明写真

【ベトナムにて取得】
・健康診断結果(認定されている病院)
・無罪証明書(Department of Justice)
・姓変更証明(日本大使館)

【会社が準備】
・労働契約書
・居住地証明(大家さんが役所で発行するものらしい。不動産屋を通じて、会社がやってくれた)