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新米ベトナム駐妻｜娘と朝のルーティーン
ベトナムに越してきてもうすぐ4か月が経つ。その間に娘は1歳になり、歩くことができるようになり、少しのジェスチャーができるようになり、意思疎通がはかれるようになった。ほやほやの命のかたまりから、人間になる過程をみて、可愛い可愛いの毎日である。
そんな娘は、最近朝のルーティーンがある。父の見送りからの散歩である。
朝7時ごろに目が覚める。母を起こし、水をもらい、ラップの芯で遊ぶ。朝ごはんができそうな頃に、父を起こす。パンとブロッコリーを食べ、牛乳を飲む。その後、着替えて、父の出勤を見送りにマンションの下まで一緒に行き、外を散歩するのだ。
父がそろそろ、行こうかな～と言うと娘はそわそわしだす。そして、お気に入りの紙袋を手に取り、靴箱の方へと歩いていくのだ。
ぴよぴよぴよと鳴る靴を履かせろとせがみ、早く行くよーとドアをたたく。
エントランスの階段を上り下りし、馴染みの警備員さんと花壇のみずやりのおじさんに手を振る。人によっては抱っこされる。そしてちょっと嫌がる。
父を送り出した後は、マンションの周りを1周してキッズルームへ遊びに行く。
ベトナムの日中は暑い。朝早くとスコール明け以外はずっと暑い。貴重な涼しさの中、外でお散歩する時間は充実していて、はぁ、幸せだなと毎朝思っている。日本のようにきれいな空気にすっきりした青空、静かな環境ではないけれど、身近な他人に見守られながらの子育ても、慣れれば案外いいものかもしれない。