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世界の水問題

このページは、国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンが行っている水衛生に関する支援活動を紹介しています。

水衛生とは、安全な飲み水やトイレ、手洗いなどの衛生環境のことです。

世界では、安全な水を利用できない人が22億人、トイレがない人が23億人います。これらの人々は、水による病気や汚染にさらされています。

特に子どもたちは、水不足や汚染水によって健康や教育に影響を受けています。毎日700人の5歳未満の子どもが、水や衛生設備の不足による病気で亡くなっています。

ワールド・ビジョンは、支援地域の人々と協力して、井戸や貯水タンクの設置やトイレの整備などを行っています。また、水資源を持続的に管理できるように、「水委員会」などの住民組織の支援や衛生に関する啓発活動も行っています。これらの活動によって、子どもたちの健康が守られ、学校へ通う時間も確保できるようになります。

水は生命の源であり、人間の権利でもあります。 水衛生の改善は、貧困や紛争などの他の問題にもつながります。また、水衛生に関する情報を周囲の人々に広めたり、自分自身の水や衛生習慣を見直したりすることも大切だと思います。

SDGsは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」という行動計画です。この計画には、貧困や格差、気候変動などの世界的な課題を解決するために、17の目標と169のターゲットが設定されています。

水衛生は、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」として取り上げられています。この目標は、すべての人が安全に管理された水と衛生施設(トイレ)を持続的に利用できるようにすることを目指しています。

水衛生は、他のSDGsの目標とも密接に関係しています。例えば、水不足や汚染水は、健康や教育(目標3と4)、食料や農業(目標2)、エネルギー(目標7)、気候変動(目標13)などに影響を与えます。また、水資源の管理や保全は、生物多様性(目標15)や平和(目標16)にも関わります。

水は人間の生命や健康を支えるだけでなく、経済や社会の発展にも必要な資源です。水衛生の改善は、人々の暮らしや尊厳を向上させるだけでなく、他の課題にも貢献することができます。

しかし、現状では、水衛生に関する課題は依然として深刻です。
世界では22億人が安全な水を利用できず、42億人が安全なトイレを利用できません。これらの人々は、水による病気や汚染、不衛生な環境に苦しんでいます。特に女性や子どもは、水不足やトイレ不足によって教育や就業の機会を失ったり、暴力や差別にさらされたりするリスクが高まります。

私は、このような現状を改善するためには、国際社会や国内社会が一体となって取り組む必要があると考えています。ワールド・ビジョン・ジャパンのようなNGOやNPOが行っている水衛生支援活動は、その一例です。

また、私たち一人ひとりも、自分自身の水や衛生習慣を見直したり、周囲の人々に情報を広めたりすることで、SDGsの目標6に貢献することができると思います。

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